『北海道のダム』-美利河ダム-

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美利河ダム こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「美利河(ピリカ)ダム」(瀬棚郡今金町字美利河)を紹介します。

        (訪問日:2019年(令和元年)8月上旬)

 美利河ダムは、函館市が属する渡島地方の北、日本海側の桧山地方の北端に位置する今金町(いまがねちょう)にあり、今金町の東隣には長万部町(おしゃまんべちょう)が接しています。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム管理棟 美利河ダム管理棟

 北桧山町(きたひやまちょう)から今金町、長万部町国縫(おしゃまんべちょうくんぬい)を結ぶ国道230号線を北桧山町から向かうと美利河峠の手前にあり、今金町ピリカスキー場の国道を挟んで北側にあります。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

 後志利別川(しりべしとしべつがわ)水系後志利別川にあり、洪水調節と不特定利水、かんがい、水力発電を目的に造られた「コンバインダム」です。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

※ 以下の動画の視聴に際しては、風切り音や機械音等の雑音が入っていますので音量にご注意ください。

※ コンバインダム

ダムの形式はダムを造る材料によって大きく2つに分かれ、コンクリートで固められたダムが「コンクリートダム」、土や岩石を盛り上げたダムが「フィルダム」です。

一つのダムがコンクリートダム部とフィルダム部とで構成されているダムを「複合ダム」といい、「重力式コンクリートダムとフィルダムの組み合わせ」で造られた複合ダムを「コンバインダム」といいます。

美利河ダム  美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

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 堤高40m、堤頂長1480m、湛水面積185ha、総貯水量1800万㎥となっています。

 1975年(昭和50年)に着工され、1991年(平成3年)に竣工しました。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

※ 以下の動画の視聴に際しては、風切り音や機械音等の雑音が入っていますので音量にご注意ください。

 堤頂長(ダムの長さ)が日本一長いダムで、ダム湖は「ピリカ湖」と呼ばれています。

 「美利河(ピリカ)」とは、アイヌ語の「ピリカ・ベツ」が語源で、「美しい川・良い川」という意味です。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム

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 平成3年に「土木学会賞」を受賞しています。

 後志利別川は「日本一の清流」に認定されるほど水質の良い河川で、ダム建設後もその良好な水質を維持されています。

美利河ダム 美利河ダム

美利河ダム 美利河ダム魚道へ

美利河ダム魚道へ 美利河ダム魚道観察窓へ

美利河ダム魚道観察窓へ         美利河ダム魚道観察窓へ

※ 以下の動画の視聴に際しては、風切り音や機械音等の雑音が入っていますので音量にご注意ください。

 後志利別川にはサクラマスをはじめとする川と海を行き来する回遊魚が多く生息しています。

 そのため、平成3年ダムの完成後魚道が整備されていないことから、流域自治体に「河川環境保全に関する協議会」が設置され、「ダム水環境改善事業」が平成9年に採択され、平成17年に日本一の長さの魚道(2.4㎞)が完成しました。

美利河ダム魚道観察窓 美利河ダム魚道観察窓

美利河ダム魚道観察窓 美利河ダム魚道観察窓

美利河ダム魚道観察窓 美利河ダム魚道観察窓

美利河ダム魚道観察窓 美利河ダム魚道観察窓

※ 以下の動画の視聴に際しては、風切り音や機械音等の雑音が入っていますので音量にご注意ください。

 美利河ダムの魚道には、「低々水路」「待避プール」「階段式魚道」など魚たちが自由に行き来できるための工夫が施されてるそうです。

 そうした施設の中で一何印象に残っているのは、行き来する魚の姿を観察できる「観察窓」です。

美利河ダム魚道観察窓 美利河ダム魚道観察窓

美利河ダム魚道 美利河ダム魚道

美利河ダム魚道 美利河ダム魚道

※ 以下の動画の視聴に際しては、風切り音や機械音等の雑音が入っていますので音量にご注意ください。

 上部に階段式魚道が通っていて、その下に何か所か観察窓が設置されているので、流れの中を泳いでいる魚の姿を窓を通して見ることができるというわけです。

※ 一般財団法人日本ダム協会Webサイト「ダム便覧・美利河ダム」,ウィキペディアフリー百科事典「美利河ダム 」・「コンバインダム」、北海道開発局・函館開発建設部サイト「美利河ダム」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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