『道南の旅』-三味線滝、他-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
道南の旅シリーズの最後に紹介するのは、「三味線滝(しゃみせんたき)、道の駅 しかべ間欠泉公園(かんけつせんこうえん)」 (鹿部町:しかべちょう)です。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
三味線滝
三味線滝(鹿部町大岩168-1)は、恵山方面から鹿部方面へ向かうと国道278号沿いの左側・山側の岩壁にある滝で、反対側には噴火湾(内浦湾)が広がっています。
噴火湾から太平洋への海の広がりに気を取られていると、通り過ごしてつい見逃してしまいそうな滝です。
※ 以下の動画には機械音や風切り音などの雑音が入っていますので、視聴の際には音量には十分ご注意ください。
水源は三味線沢川で、この落差50mほどの滝から噴火湾へと流れて行きます。
名前の由来は「流れ落ちる水の音が三味線の音色のように聞こえる」とか「三筋の糸のように流れていた」からなどと言われています。
晴れている日には滝の流れる水音、海岸からの波音に加え、対岸に室蘭エリアが眺められるのもこの辺りの魅力です。
ここから海沿いに北の鹿部町方面に3~4分ほど進むと、間欠泉が見られる「道の駅 しかべ間欠泉公園」があります。
道の駅 しかべ間欠泉公園
道の駅しかべ間欠泉公園(鹿部町字鹿部18-1)は、三味線滝から北へおよそ2㎞ほどの所にあり、「浜のかあさん食堂」や「鹿部温泉蒸し処」等でも知られています。
私はこれ以前(約30年位前)にもこの間欠泉に訪れたことがありましたが、その時はまだ道の駅にはなっておらず、道路脇に間欠泉の施設(観覧無料)が露出して設置されていて、近くにポツンとお土産店が営業しているという様子でした。
道の駅しかべ間欠泉公園(有料エリア)は、北海道新幹線開業に伴い鹿部町が間欠泉整備事業の一環として2015(平成27)年に道の駅に登録し、翌2016(平成28)年3月にオープンしました。
それ以前には、1999(平成11)年に体験型公園としてオープンし、温泉を利用した足湯、目の前で間欠泉や駒ヶ岳等を眺められる眺望の館、休憩室等がある集いの館が設置されました。
道の駅しかべ間欠泉公園(有料エリア)は、北海道新幹線開業に伴い鹿部町が間欠泉整備事業の一環として2015(平成27)年に道の駅に登録し、翌2016(平成28)年3月にオープンしました。
それ以前には、1999(平成11)年に体験型公園としてオープンし、温泉を利用した足湯、目の前で間欠泉や駒ヶ岳等を眺められる眺望の館、休憩室等がある集いの館が設置されました。
道の駅しかべ間欠泉公園(有料エリア)は、北海道新幹線開業に伴い鹿部町が間欠泉整備事業の一環として2015(平成27)年に道の駅に登録し、翌2016(平成28)年3月にオープンしました。
それ以前には、1999(平成11)年に体験型公園としてオープンし、温泉を利用した足湯、目の前で間欠泉や駒ヶ岳等を眺められる眺望の館、休憩室等がある集いの館が設置されました。
その仕組みは、①地面より26m下から湧き出て113度の温泉がパイプの中をゆっくりと上がって行く。26mのパイプの中で2.6気圧の水圧のため沸騰しない。
②100度を超える温泉が上昇して地表近くの水圧が低い所にくると沸騰を始める。
③沸騰し出てきた気泡がさらに水圧を下げるためますます沸騰しやすくなります、やがてついに激しく沸騰し勢いよく温泉を吹く上げる。
④噴き出したことで水位が下がり、温泉の温度も100度以下になり沸騰が終わり噴出も終わり。
なお、温泉の成分はナトリウム・塩化物泉で無味無臭です。
そのため国道など周辺に噴出した温泉が飛散しないように地上約10mの位置に蓋を設置して防いでいます。
また、東屋風の建物は、「足湯」(有料)の施設となっています。
道の駅しかべ間欠泉公園の向かいにある「展望スペース・展望デッキ」も絶好のビューポイントとなっており、噴火湾を一望でき、天気の良い日には対岸の室蘭・地球岬、有珠山、羊蹄山、ニセコアンヌプリ等を見渡すことが出来ます。
道端に漁船を陸揚げしているのかと思いきや、「漁船をモチーフにした展望デッキ」で船に乗っているような気持ちで海の眺めを楽しめました。
国道の道端にもう一つ面白い形をした石碑を見つけました。
さらに驚かされたことに石碑に手を触れると「演歌 北斗船」(歌・鳥羽一郎氏)が流れてきたのでした。
「歌が流れる石碑」というのは北海道のいくつかの観光地でも目にしましたが、「なぜ、ここで北斗船?」と思いました。
鹿部町に縁のある作詞家・星野哲郎氏が作詞したのがこの「北斗船」で、このに刻まれている歌詞は氏の直筆だそうです。
「みぞれまじりの しぶきを頭から
浴びて乗り出す 噴火湾
海は荒れても 行かねばならぬ
今年六十の お袋さんに
ハワイ旅行が させたくて」(歌碑より)
※ 因みに、作曲は「船村徹氏」です。星野氏作詞の歌には、風雪流れ旅(北島三郎)、兄弟船(鳥羽一郎)、みだれ髪(美空ひばり)、雪椿(小林幸子)、三百六十五歩のマーチ(水前寺清子)、好きですサッポロ(森雄二とサザンクロス)等があります。
※ 函館市公式観光サイトはこぶら「函館港末広緑地(函館西波止場広場」「しかべ間歇泉公園足湯」「噴火湾ビューポイント(北斗船歌碑)」、フリー百科事典ウィキペディ「しかべ間歇泉公園」、鹿部温泉観光協会サイト「 しかべ間歇泉公園」「間歇泉のしくみ」、道南ブロック博物館施設等連絡協議会サイト「三味線滝」を参考にさせて頂きました。
これまで長々と綴らせて頂きました「道南の旅」シリーズは今回で終了させていただきます、ありがとうございました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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