『登山日記・黄金山』-登山口へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回から新しいシリーズ「登山日記・黄金山」を加えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
その初回である今回は、国道451号線沿いにある登山口への林道入口から登山口までの様子を紹介します。
(訪問日:2022年(令和4年)8月下旬)
「黄金山」(標高739.1m)は、暑寒別天売焼尻国定公園内の石狩市浜益区実田(いしかりしはまますくみた)に位置し、登山日は令和4年8月下旬です。
その綺麗な円錐形をした山容から「浜益富士」、「黄金富士」とも呼ばれ、頂上からは暑寒別連邦をはじめ積丹半島までも一望できます。
↑ 国道から林道に入る「実田橋」付近からの黄金山
初心者にも向いている登山コース(新道コース・旧道コース、共に一部難所ゾーンもあり)です。
名前の由来は、かつてこの一帯で金が採掘されたことからと伝えられています。
ピリカノカ(アイヌ語で「美しい形」の意)の一つとして2009(平成21)年に国の名勝に指定されました。
↑ 移動し違う所から撮影した黄金山
※ ピリカノカ・・・アイヌ語で「美しい・形」の意味し、アイヌの物語や伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地を総称するものです。
九度山(くどさん:クトゥンヌプリ、名寄市)
黄金山(こがねやま:ピンネタイオルシペ、石狩市)
神威岬(かむいみさき:カムイエトゥ、枝幸町・浜頓別町)
襟裳岬(えりもみさき:オンネエンルム、えりも町)
瞰望岩(がんぼういわ:インカルシ、遠軽町)
カムイチャシ(豊浦町)
絵鞆半島外海岸(えともはんとうそとかいがん、室蘭市)
十勝幌尻岳(とかちぽろしりだけ:ポロシリ、帯広市・中札内村)
幌尻岳(ぽろしりだけ:ポロシリ、新冠町・平取町)
オキクルミのチャシ及びムイノカ(平取町)
『 登 山 者 へ (標示板より)
・登山道に至る道路は、国有林作業専用林道です。
車両での通行の際は、ライトを点灯し、カーブで
は徐行し、対向車に注意しましょう、また、対向
車との、すれ違いの際は、十分待機スペースのあ
る安全な場所で待機しすれ違いましょう。
・国定公園園地、林道での事故、盗難等は一切責任
を負いませんので、注意してください。
環境省・北海道 』
浜益・柏木から国道451号線を東(海岸から山の方へ)へ約6㎞進んだ所にある「実田橋(みたばし)」を渡って直ぐを左折し兼平沢林道へ入ります。
後は道なりに林道を進み約5㎞で駐車スペース(無料)・登山口に到着しました。
登山コースには、「新道コース」と「旧道コース」があり、旧道コースには途中から急勾配になりロープ場等があります。
『 登山道まで1.3㎞ (標示板より)
・ここから、国定公園区域です。
・国定公園園地、林道での事故、
盗難等は一切責任を負いません
ので、注意してください。
環境省・北海道 』
『 黄 金 山 の イ チ イ (標示板より)
イチイの部 全国第18位 道内第5位
平成12年、環境庁「巨樹・巨木林調査m」
■幹周り 5.4m
■樹 高 18.0m
■樹 齢 1500年(推定)
~太古の森の守主~
秀峰「黄金山」の麓で 壮大な自然の精気を八戸氏 幾星霜を重ね
厳しい風雪に耐えながら 深く美しい森の主として
今も凛とした樹姿で森に生き続けている 』
新道コースは、梯子を上る所や山頂近くには岩場がありますが、比較的なだらかで登りやすいです。
山頂手前にある偽ピークから山頂へ至る辺りは、片側が切れ落ちて崖になっていたり道が細くなっていたりする難所ゾーンになっていますので、落ち着いてゆっくり歩くことが大切です(私が登った時の感想ですが…)。
登山道の所々に数字が書かれた板が掲示されてい山頂には「1884」の数字が書かれている板がありました。
「m(メートル)」等の単位は書かれていなかったのですが、私が思うに「登山口からの距離?」を表している数字かな?と思いました。(違うかもしれません…)
『 黄 金 山 登 山 道 案 内 (標示板より)
登山者のマナーと心得
●登山者はマナーを守って楽しい登山を心がけましょう。
1.ゴミや持ち込んだものはすべてもちかえりましょう。
2.植物保護と危険防止のため指定ルート以外へは立ち入らな
いでください。
3.急勾配や危険な個所もあります。十分に安全を確かめ、ゆ
とりのある登山を心がけましょう。
4.天候が変わりやすいので、雨や風の日は登山中止しを含め、
慎重な行動をお願いします。
5.単独登山は事故が起きた際に対応できず大変危険です。
●頂上までの所要時間の目安:登り1時間30分/下り1時間
(新道コース・旧道コースともほぼ同じです)
環境省・北海道 』
『 暑寒別天売焼尻国定公園 (標示板より)
暑寒別天売焼尻国定公園は、平成2年に暑寒別道立自然公
園と天売焼尻道立自然公園を統合し指定された全国55番目、
道内では5番目の比較的新しい国定公園です。
この国定公園は、石狩、空知、留萌の3支庁、5町2村の
中に3地区(暑寒別・浜益地区・厚田・送毛・濃昼地区、天
売・焼尻島地区)が指定されていて、それぞれの持つ異なっ
た自然環境が長い年月を経て、独特の自然景観と動植物相を
作り出しています。
暑寒別山系(暑寒別・浜益地区)
この地区は暑寒別山系の最高峰暑寒別だけ(1,491m)、郡別岳、
南暑寒岳、雄冬岳、浜益岳などが連なる山岳地域で、黄金山
や郡別岳の鋭鋒が景観にひときわアクセントを付けています。
山頂からは、日本海に浮かぶ天売島、焼尻島や積丹半島を一
望することができ、目を転じれば羊蹄山の屹立した秀峰が登
山の疲れをいやしてくれます。 』
『 登山者(入林者)は次のことを了承した事とします。(標示板より)
1.汚さないこと。散らかさないこと。個人のマナーが
とわれます。
2.用便を済ませてから登りましょう。
3.入山者名簿に記入しましょう。
4.国定公園園地、林道でのケガ、事故、盗難等は一切
責任を負いません。
5.自分の物以外は、持ち帰らないことにしましょう
(植物など)
6.頂上付近は、危険につき落ち着いてゆっくりと
環境省・北海道 』
↑ 入山者名簿の入っている箱周辺のようす、ここか先が山頂への登山道となっています
※ ウィキペディアフリー百科事典「黄金山」、石狩市ホームページ「黄金山」、文化庁サイト「国指定文化財等データベース」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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