『登山日記・尻別山』-2700m地点、3000m地点、あと100m地点-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「2700m地点、3000m地点、あと山頂まで100m地点」、それぞれの地点に至る様子を紹介します。
(訪問日:2020年(令和2年)9月下旬)
前回では、「2,400m地点」まで進むことができました。
この2,400m地点から辺りから始まり3,000mまでの600mほどが本峰への登り返しとなっていて、尻別岳らしい急登になっています。
2700m地点
↑ ここは木の階段が設置されている上に、さらにロープまで用意されていました。
↑ いつもの様に立ち止まっては一休み、後ろを振り向いてみると歩いて来た道が稜線の上にクッキリと1本の筋のように見えていました。
この急登の前半には木の階段が設置されていました。
階段もいいのですが、だんだん疲れてくると上る時に「グイッと体を片足で持ち上げる動作」がきつく感じてきます。
↑ さらに急登を登って行くと、木の階段は無くなり1本のロープが伸びていました。
そんな時には階段を上らずに、階段の端の方の坂道の部分をわざと選んで登って行きます。
雨が降って滑り易い時は階段の方が滑りにくくいいのかもしれません。
でも、私は雨が降っている日とか雨が降った直後の日の登山は、極力避けるようにしています。
↑ 息切れに耐え切れずに立ち止まって休むたびに、振り返っては見える眺望を確かめました。ここで「橇負山」は見えなくなっていることに気がつきました。
階段の他にロープも設置されていましたがロープを使うほどの急な坂でもなかったので、私は使わずに登って行きました。
さらに登って行くと、木の階段は無くなりロープだけが設置されていました。
↑ 私の前には、まだまだ急登が続いていました…
↑ ロープを使わなくても登れる坂道だと思ったですが、「はあ~はあ~」息が切れ苦しいのでロープを掴んで腕の力も使って登ってみました。
もっと急な坂道を登った経験もあったのですが、けっこう長い道のりで立ち止まっては休むの繰り返しでした。
ロープを使うほどではないと思って登っていましたが、ロープを掴んで腕の力も使って登ってみようと思い直して試してみました。
↑ 行く手に「標識」らしき物が見えてきました、思わず足に力がよみがえってくるように感じました。
そんなこともやりながら登っていると、視線の先に多分標識らしい看板が道端に立っているのが目に入ってきました。
近づいて行き見てみると、思った通り「2700m/3250m」地点に着きました。
↑ ついに「2700m/3250m」地点に着きました。
「2700m/3250m」地点に着いたので、ここでも休憩をとりました。
ドリングを飲みながら周囲の様子を見回してみました。
全行程の8割方まで登って来たことになるので、かなり高度も上げてきていました。
ここまで登ってきた723mコルの向こうに773mのピーク、さらにその奥にはさっき見えなかった橇負山まで見えていました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
3000m地点
ドリンクを飲んで休憩もとったということもありますが、「あと残り550mで山頂だ!」ということが何より私の背中を押してくれていたように思います。
ということで少し元気を取り戻した私は、早々に次の「3000m地点」を目指して出発しました。
↑ 相変わらず急登は続いていました。所々にはまたもやロープが設置されていました。
↑ 急な所もありましたが、「あれっ、ここは緩いじゃん!」という所もでてきました。
相変わらず息は上がり立ち止まりながら登って行きましたが、そのうち急な坂ばかりではなくなり緩い坂も出てくるようになりました。
↑ これまでと趣が変わった看板「あと500М 尻別岳遊歩道」という標識もありました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
これまでのそっけない黒字で数字の看板ばかりでしたが、視線の先に青い色した文字で書かれた看板が現れました。
近づいて行くと、「あと500М 尻別岳遊歩道」と書かれた標識でした。
雲が寄ってきているのか、ガスが流れて来て遠くに山並みが白いカーテン越しに見えるようになりました。
緩やかな坂道を登って行った道端に、「3000m/3250m」の標識が道端に立っているのを見つけました。
この辺りが急登を登り切った所なのかな…?…とすると「頂上と西側の989ピークの間の稜線上の標高1040m地点」ということになるそうです。
頂上まで残りあと250m地点まで来たことになります。
道の先へ目をやると、少し下ってからさらに登り返す道が見えていました。
白いガスの流れ越しに見えているのは、私が「尻別岳から見たい!」と切に願っていた「羊蹄山」でした。
「あの先のピークが目指している山頂なのかな…?」と期待しながら、「一気に進んで行こう」と早々に出発しました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
あと100m地点
頂上西側の稜線上の標高1040m地点からは進行方向が東側に変わり、斜度も緩くなってきました。
この辺りは春には、「花の稜線歩き」となる所と事前に調べた資料に書いてありました。
この辺りは頂上に近いのでずっとずっと高度を増しているので、頂上西側のピークから723mコル、773mピーク、そして橇負山のスキー場へと至る稜線上に、ここまで歩いて来た1本の登山道がクッキリと見えていました。
さっきまで苦しめられていたあの急登が嘘のように思える平坦な道が続いていました。
息が上がることもなく、爽やかな風が汗を乾かしてくれ、素晴らしい周囲の風景を眺めながら山頂へと進んで行きました。
最高の気分で歩いていると、道端に置かれている標示板を見つけました。
永年の風雪に耐えた証しでしょう、書かれている文字が薄くなっているため判読しずらかったのですが、しばらく眺めて分かりました「あと100М 尻別岳遊歩道」と書かれていることが。
ついに私は、山頂まで「あと100m」地点までやってきました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
※ フリー百科事典ウィキペディア「 尻別岳」、「橇負山」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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