『道東の旅Ⅲ』-多和平展望台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「多和平展望台(たわだいらてんぼうだい)」(川上郡標茶町字標茶788番地5(かわかみぐんしべちゃちょうあざしべちゃ)を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)9月下旬)
今回の道東の旅、出発時に「いついつまで…」と特に決めていたわけではなかったのですが、家を出てから1週間近く経っていました。
出発時に予定していた訪問地のほとんどを周り終えていて、改めて地図を眺めていても「ここに行ってみたい!」と思う所も見当たりませんでした。
そろそろ車中泊にもコンビニから調達する食事にも嫌気がさしてきた頃でもあったので、その朝も食事の後で地図を眺めていて「…最後に近間の多和平展望台に寄ってから家に帰ろうかな…?」と思いました。
昨日「津別峠展望台」を訪問した後、「道の駅 摩周温泉」に再び戻り車中泊していた私は国道243号線から道道1043号線に入り標茶町にある多和平展望台に向かいました。
多和平展望台は、釧路市の北東に位置する標茶町の標高195mの丘に広がる大牧場「標茶町育成牧場」の中にあって、北海道でも珍しい360度の地平線が見渡すことができる展望台です。
標茶町育成牧場は、1279haの傾斜放牧地と404haの採草地があり、生後6ヶ月以上のメス牛を預か14~15ヶ月まで放牧によって育てたり、14ヶ月以上の牛に人工授精を施し妊娠・出産によって乳用牛へ育成したりしているそうです。
また、展望台付近の傾斜地ではサフォーク(頭と四肢が黒い羊の種類)などの羊(ひつじ)が私が近寄って行ってもお構いなく一心不乱?に休みなく口を動かし草を食んでいました。
羊を「めん羊(よう)」とも言ったりしますが、めん羊とは家畜の羊のことを言うそうです、「違いは?」と思いこの機会に調べてみました。
北海道では羊と言えば「ジンギスカン」を即連想しますが、サフォーク種は主に羊肉を撮るために飼育されている「肉用種」とも記述されていました。
もちろん羊毛を取るための飼育もされているのだろうとは思うのけれど、「あのめんこかった羊たちは、今頃は…」と切ないことも考えてしまいました。
日本で羊を飼い始めた動機は、明治維新以後衣料に使うための羊毛生産が主な目的だったそうです。
羊毛を取り終えた後の「つぶし」た後の利用方法が食用で、臭みのある羊肉を食用に利用するために北海道などで考え出されたのが「ジンギスカン料理」だったようです。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
展望台の近くには牛はいなかったので「牛はいないのかな?」と思っていたら、展望台に上がって眺めるていると遠くの牧草地にたくさんの牛が散らばっている様子が見えました。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
多和平には展望台の他に休憩舎、レストラン、売店を兼ねた「グリーンヒル多和」という施設やキャンプ場もあります。
展望台(有料の望遠鏡あり)からは摩周方面には摩周岳・西別岳・斜里岳・雌阿寒岳・雄阿寒岳などが、尾岱沼(おだいとう)や野付方面が、根室やノサップ岬方面には武佐岳、知床方面なども見ることができるそうです。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
私が訪れた時は、雌・雄阿寒岳などは見て取れましたが、遠くの空になると雲が多くて太平洋など海の方角は残念ながら見ることができませんでした。
多和平展望台を訪問した後予定通り帰路に着きましたが、弟子屈町から阿寒湖へ向かう国道241号線(阿寒横断道路)の途中で陽が暮れかかった「双岳台」で雄・雌阿寒岳と阿寒富士の姿を見ることができました。
これまで何回もここを通っていますが、天気が悪く雨が降っていたり曇っていたりしてその名のようには双岳(雄阿寒岳・雌阿寒岳)が見られる確率はそう多くはありません。
※ 以下の動画の中には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
でも、今回は夕日で逆行となってカメラではうまく撮ることができませんでしたが、眼でしっかり見ることはできました。
※ 標茶町観光協会サイト「多和平 360°の地平線 標茶町育成牧場」、プレスマンユニオンサイト北海道STYLE「多和平展望台」、 フリー百科事典ウィキペディア「多和平」を参考にさせて頂きました。
尚、この「道東の旅Ⅲ」シリーズは今回で終了させて頂きます、ありがとうございました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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