『登山日記・富良野西岳』-富良野ロープウェー山麓駅から山頂駅へ その1-

スポンサーリンク

富良野西岳遠景   こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 9月も残すところあと1週間ほどになり、日に日に秋めいてきています。

 この夏を振り返ってみると、今年は「ぐずぐず天気の夏」「道草食ったエゾ梅雨が相当遅れてやってきて長く居座っていた夏」という感じが「私は」しています。

 例年ですと「6月からせいぜい7月上旬くらいまでがぐずぐず天気」でしたが、今年は6月は割とすっきりと晴れた日が多かったような気がします。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

富良野西岳遠景 北の峰

 最初私は右側に見えている尖がっている山が目当ての「富良野西岳」かと思っていましたが、実は左側に見える三つポコポコポコとある中の一番左端のポコが富良野西岳山頂なのでした。

富良野スキー場 富良野スキー場

 富良野スキー場へ向かう路上から見えたスキー場の様子です、樹木の間にクッキリと見える滑走コースやリフトの通路の斜面を登って行くことになります。

 何かで耳にしたのですが、「今年は太平洋高気圧の勢力が弱く北海道付近に前線が停滞し梅雨のような夏になった」とか…嘘か本当か分かりませんが、「暑い夏」とか「残暑厳しい」とか今年はなかったように思います。

富良野ロープウェー山頂駅 富良野スキー場リフト

富良野スキー場リフト 富良野スキー場

 スキー場をズームしてみました、リフトの支柱の下に見える作業道をこの後私がテクテクと登って行くことになります。山腹に見える大きな建物がロープウェーの山頂駅で、その近くに富良野西岳への登山道入り口がありました。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 さらに閉口だったのは、天気の崩れる周期と私の貴重な休日とが何故か9割がた合ってしまっていたことです。

 「次の休日には○○へ行こう!」と思って10日間天気予報を覗くと、ほとんど雨や曇りの予報で、天気図で確認すると北海道周辺は低気圧だらけ「これでは晴れるわけないや…」。

富良野スキー場遠景 富良野スキー場と北の峰

 富良野西岳と、富良野スキー場が広がっている三角の山・北の峰、その下に見える大きな建物が新富良野プリンスホテルです。

新富良野プリンスホテル 富良野西岳(左端のデコ)

 改めて紹介しますと、新富良野プリンスホテル(画像左)と富良野西岳(画像右;一番左端にあるポコに山頂標識があります)

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 そんな低気圧の四面楚歌の中でも私は負けじと何とか晴れの日を見つけては、低気圧の隙を窺っては出かけて(遠くへは行けませんが)行きました。

 もし今後ブログの中で訪問日が2022(令和4)年7~9月の記事を見かけたら、「これだっ!」と思って下さい。

富良野ロープウェー山麓駅 標示板

富良野ロープウェー山麓駅 富良野スキー場ゲレンデ

 富良野ロープウエー山麓駅、スキー場コースの案内板、麓から見上げたゲレンデ(その奥に三角の北の峰)

 さて、今回から「登山日記・富良野西岳」シリーズを始めます。

 初回の今回は、「富良野ロープウェー山麓駅から山頂駅へ その1」です。

(訪問日:2021年(令和3)6月下旬)

 道東方面やオホーツク方面へ旅する時には「北の国から」の舞台になった富良野市街地を抜けて行くことが多いのですが、国道を走っていると見えて来る十勝岳連峰の眺望にはいつ見ても魅了されてしまいます。

作業道とゲレンデ 作業道と新富良野プリンスホテル

富良野市街地遠景 富良野市街地遠景ズーム

 いよいよ山麓駅を出発して作業道を登って行きます、途中で振り返ると富良野市の街並みと白く霞んでいますが十勝岳連峰の山並みが見えていました。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 十勝岳登頂にも一度挑戦してみましたが、思いのほか途中の「昭和噴火口」付近の急登に体力を奪われてしまい敢えなく撤退となってしまいました。

 その時の反省から低山でもう少し修業を積んで体力・脚力をつけてから再挑戦しようと心に決めていましたが…。

続く作業道 作業道脇に道標

 作業道は新富良野プリンスホテルの裏側を通って「プリンスロマンスリフト」の方へと伸びていました。途中に「富良野西岳」と書かれた道標があり道が二方向に分岐していました。

沢コースへ続く道 ゲレンデ脇の作業道へ

 真っ直ぐ進んで行くと多分「沢コース」(渡渉しながら沢を登って行くコース)に繋がっていて(画像左)、右に行くとロープウエー山頂駅へ繋がっている作業道(画像右)になります。

 今回の富良野西岳を選んだ理由の一つに、正直「富良野ロープウェーで山腹の途中まで行けるから」というのがありました。

 懲りてませんね、自分でもあきれ返ってしまうような「根性のなさ!」「腐っている性根!」です。

ゲレンデの作業道から振り返る ゲレンデの作業道から振り返る

ゲレンデの作業道から振り返る ゲレンデの作業道から振り返る

 スキーで滑るとなだらかな斜面で快適なのでしょうが、夏道を足で登ると結構息が切れてきました。例によって休み休み登って行きましたが、振り返ると青空の下十勝連峰の雄大な姿に魅せられてしまいました。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 「自分の足で登ってこその修行!」と今なら思うのですが、その登山を計画した際には「微塵んも」思ってなかったです。

 そんな私を「神様や仏様は見ておられたのでしょうか?」、現地に赴いた私を待ち受けていた厳しい現実、思わず頭を「ガァ~~~ン!」と叩かれたような衝撃を受けました。

続く作業道 続く作業道

続く作業道 続く作業道

 十勝岳の姿に見とれてばかりいても富良野西岳は一向に寄って来てくれませんので、再びテクテクと登り始めるわけです。時々道の向こうに三角の山が見え隠れし、それが気分転換にもなりました。

 時は新型コロナウィルス蔓延による外出自粛要請、公共施設の利用休止などが盛んに行われていた時期でしたので、当然人が乗って密集するようなロープウェーやその他付随する施設などは休止されていました。

 そんなこと1ミクロンも考えない私はロープウェーはいつも通り動いているもんだとばかり疑いもせず計画通りに出かけて行ったのでした。

まだ続く作業道 まだ続く作業道から振り返る

 息が苦しくなると立ち止まっては振り返り見える景色を確かめます、この辺りからは十勝岳などの山並みはほとんど見えませんでした。

まだまだ続く作業道 まだまだ続く作業道

 目の保養になる三角の山もこの辺では見ることができません、我慢して一歩一歩登るしかありません。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 目の前に立ちはだかるように広がる富良野スキー場のゲレンデ、ロープウェー山頂駅からの登山道は調べてあったのですが、「ロープウェーがピクリとも動かない今、どうやって山頂駅まで行けばいいのか」分からずその場に佇む私でした。

 「こうしていても始まらない…」と思った私は、たまたま山麓駅で作業をしていた方を見つけて「富良野西岳にはどういったらいいでしょうか?」と尋ねました。

まだまだまだ続く作業道 まだまだまだ続く作業道

 斜面がいくぶん緩やかになり視界が開けてきて、三角の山と目指す富良野西岳までも見えてきました。「盆と正月が一緒に来た!」気分で、足取りも少し軽くなったようでした。

続く作業道をゆっくり進む作業車 続く作業道をゆっくり進む作業車

 それでもまだまだ続いている道に閉口している所へ1台の車が私を追い越して行きました。無情?にも遠ざかっていく車の姿に「何を期待しているんだ!…そんなわけないだろう…」何てしょうもないことを考えて単調な登りに耐えていました。

 「山頂駅までは作業道が続いているので、その道を行けば山頂駅に行けますよ」と教えて頂きました。

作業道を歩いて行けばいいことが分かったので、急な斜面にうねるように見えている林道のような作業道、「行くしかないっしょ!」と覚悟を決め登り始めました。

振り向くとこんな感じ 振り向くとこんな感じで山並みが

振り向くとこんな感じ 振り向くとこんな感じ

 そしてまた息が上がって辛くなると、立ち止まっては振り返り見える風景に一喜一憂。ここではまたまた十勝岳の山並みが見られたので、ちょっぴり長めに休憩です。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 富良野西岳は十勝岳連峰の富良野市街地を挟んで反対側にあり、富良野スキー場のある山(北の峰1084m;夕張山系)の南側に位置し、標高は1330.9mです。

 登山道としては、新富良野プリンスホテル裏を通る沢コースと富良野スキー場富良野ゾーンを登るコース、北の峰ゾーンを登るコースの3つがあるようです。

振り向くと十勝岳連峰 振り向くと十勝岳連峰

振り向くと十勝岳連峰 振り向くと十勝岳連峰

 スキー場のかなり上まで上がってくると、嬉しいことに十勝岳連峰の姿が振り返るたびに見られるようになってきました。雲と同じような色なので分かりにくかったのですが、十勝岳の出している噴煙も見えていることに気がつきました。

 今回私は、沢登りは未経験で不安ですのでパスし、新富良野プリンスホテル裏を通って沢コースの途中から富良野スキー場富良野ゾーンも作業道を登ってロープウェー山頂駅へ至るコースにしました。

 スキー場というのは冬にスキーで滑る分にはいいのですが、夏場に自前の足を使って登って行くには大へん辛いものがあることをつくづくと感じることができました。

振り向くと十勝岳連峰 振り向くと十勝岳連峰と富良野の街並み

まだまだ続くよ作業道 まだまだ続くよ作業道

 途中でロープウエーの山頂駅らしい建物が木々の間に見え隠れして「山頂駅が近いのかな?」と思いました。道の傾斜がまた少し急になり、「そういえば…、手稲山に登った時のスキー場(手稲オリンピアスキー場)の斜面もきつかったなぁ…」となぜか急に思い出しました。

※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。


※ 富良野観光協会サイト「 富良野西岳登山口」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

今    回 ⇨⇨⇨ 次    回(準備中)

※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。

※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。

 

 

 

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。