『登山日記・尻別岳』-600m地点へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「600m地点へ」ということで山の様子を紹介します。
(訪問日:2020年(令和2年)9月下旬)
今回紹介していく登山の様子は上記にあるように9月下旬に登頂した際の記録ですが、実はそれ以前の同年8月中旬にも尻別岳登山の目的で真狩村まで行きました。
↑ 道の駅から村道を通って道道257号線へ向かう途中の道で見かけた羊蹄山、前日はこのように快晴で羊蹄山もきれいに見えていました。
その時の天気予報は「晴れ」でさらに天気図を見ても北海道付近には低気圧などなかったので、「天候は大丈夫そう…、登山できそうだ!」、登山口近くの道の駅で前泊し翌日早朝に登山を開始する予定で自宅を出発しました。
↑ 道道257号線に出て、留寿都村方面へ南下していく途中にこの「尻別岳入口」がありました。北海道ではどこの山にも「熊出没、注意!」の看板が立っているようです。
尻別岳近くの道の駅には、ルスツリゾートの近くにある「230リゾート」(留寿都村)と何度かお世話になっている「真狩フラワーセンター」(真狩村)の二つあり、双方の道の駅は距離的にも近くにあります。
↑ 自動車などのタイヤを消毒するためのプール(ジャガイモなどを病気から守るため)(右画像)
登山口までの距離は「230リゾート」の方が近いのですが、橇負山が目の前に立ちはだかっているために道の駅から尻別山の様子を見ることはできませんでした。
一方「真狩フラワーセンター」は登山口までは少し遠くなりますが、東の方角に尻別山から橇負山までの様子がはっきりと見ることができ、登山口までは車で30分もかからないほどなので「真狩フラワーセンター」で前泊することにしました。
↑ 翌日の朝、道の駅の南側の空は雲も少なく「晴れ」。一方北側に見えている羊蹄山は厚い雲に覆われていました。
道の駅に着き日暮れまでまだ時間がありましたので、登山口までの道順などの確認も済ませました。
ところが、計画実行の早朝に起き出し目指す尻別岳山頂方向を見ると、どっかりと大きな雲が居座っている状態でした。
↑ こちらも羊蹄山、所々に青空も覗いてはいましたが山頂は厚い雲の中でした。
「あれでは山頂に行っても真っ白で周囲は何も見えない…」と、どう考えても明らかにわかる状況でした。
「それでも少し時間が経てば雲も流れていって消えるかもしれない…」と思い、朝食を摂ったりしながら2時間ほど雲の様子をうかがっていましたが、状況は変わらず一向に消えてくれる気配は見られませんでした。
↑ こちらは道の駅の東側、畑の奥に「尻別岳」と「橇負山」の連なり、そして今回主役の尻別岳山頂には雲。
正午近くあるいは午後からの登山になると、その分下山時刻も遅くなるのでどんな山でもこれまで避けてきました。
長々と書いてしまいましたが、その日の朝はこのような様子で前日に羊蹄山・尻別岳の麓までやってきましたが、この日の登山は諦めて帰宅することにした次第です。
本題に戻り、まずは尻別岳の簡単な紹介です。
尻別岳は(しりべつだけ)は、喜茂別町(きもべつちょう)、留寿都村(るすつむら)、真狩村(まっかりむら)にまたがる標高1107.27m、二等三角点(点名:後別岳)の山です。
↑ 前回訪れた時と同じ尻別岳入口から林道に入り登山口までやってきました。
フリー百科事典「ウィキぺディア」の「尻別岳」の解説で改めて知ったのですが「第四紀火山」とあり、その山容からそれまで尻別山を火山とは思ってもいませんでした。
↑ より具体的な熊出没情報が表示されていました。見ると数カ月前の出没情報でしたので少々不安な気持ちはありましたが登山決行しました(どこの山でも100%安心なんてことはないので…)。
羊蹄山方面へ向かうのに札幌市内を通って定山渓温泉街を経て中山峠を越えて行きますが、その「道の駅 望羊中山」から望む羊蹄山と小ぶりな尻別岳の姿に毎回見入ってしまいます(天候によっては見えない時もありますが…)。
↑ 道の両側に笹が繁る林の中の道をしばらくの間歩いて行きました。
この羊蹄山と尻別岳は夫婦山(めおとやま)でアイヌ語でマチネシリ「女山」が羊蹄山、ピンネシリ「男山」が尻別岳だそうで、「大きい方の羊蹄山が女山」ということにも驚いてしまいました。
↑ この山は「〇〇合目」という標示ではなくて、「〇〇〇m/3,250m」という標示板がありました。「300m/3,250m」を過ぎた辺りまで来るとルスツリゾートスキー場のリフトの施設が見えてきました。
中山峠からですと、どちらの山も富士山のような端正な形をした山に見えます。
ルスツリゾートスキー場のマウント・イゾラがある貫気別山(ぬっきべつやま)から見ると、登山ルートとなっている南西に長い尾根でウエストマウントスキー場のある橇負山(そりおいやま)と繋がっています。
↑ この辺りはシーズン中はスキーを履いたお客さんの通り道になるのでしょうか?! 下の方を覗き込むとルスツリゾートのホテルなどの建物群が小さく見えていました。
2回目の挑戦となった今回も「道の駅 真狩フラワーセンター」で前泊し、翌日の早朝に登山口へ向かいました。
今回は前回とは違い尻別岳山頂に雲がかかっているというようなこともなく、まずまずの「晴れ」の天気でしたので躊躇することなく登山を開始することができました。
↑ この辺りは橇負山から尻別岳へと延びている尾根道になるのでしょう、道の両側には笹や樹木が繁っているので展望はあまり利きませんでした。歩いていると道端に「600m/3,250m」の標示板がありました。
※ 以下の動画には風切音や機械音などの雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。
※ フリー百科事典ウィキペディア「 尻別岳」、「橇負山」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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