『旅・徒然に』-今年も春の利尻山を眺めたい!-

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春の利尻山 こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「今年も春の利尻山を眺めたい!」と題して、昨年の春に利尻山を眺めたくなりオロロンライン(国道232号線)を北上して稚内市の浜勇知展望休憩施設「こうほねの家」まで行ったときに様子を紹介します。

           (訪問日:2020年(令和2年)5月中旬)

 毎年長かった冬が終わりポカポカ天気が続き根雪が解け始め春めいてくる時期になる決まったように、私は「雪を頂いた利尻山の姿」が無性に見たくなってきます。

 海上にぽっかりと浮かんでいる「白く雪化粧した利尻山」の姿が大好きで、私は毎年のように春になると利尻山の雪が解けないうちに稚内方面へ向かいます。

 前回の「旅・徒然に」-名山台展望公園-の中でも記述して、「令和2年の冬は例年になく雪が少なく、春先の雪解けも早く進んでしまったので雪をまとった利尻山の姿を見に行く機会を逃してしまった」と思っていました。

小平町字臼谷付近で見たバス停 小平町字臼谷付近で見たバス停

 小平町字臼谷付近で見たバス停ですが、「この建物の雰囲気、どっかで見たことがあるな?!」と思いました

 ところが、先日ブログ用の資料を整理していましたら、同じ年の令和2年の5月に「残雪の利尻山」の取材に行った時の画像などがあることに気がつきました。

 「うーーん、そういえば…?! 令和2年の4月に中古の250㏄バイクをローンで購入し、そのバイクでの初ツーリングを兼ねて稚内市近郊まで取材に行ったことを思い出しました。

 バイクはすでに原付二種110㏄のバイクを所有していて、これまで4輪車以外はこのバイクであちこちを取材して回ってきましたし、今回のように雪の残る利尻山を見に渤海漁港まで走ったことや狩勝峠を越えて十勝ダムなどの取材にも出かけてきました。

 ただ最近は一つ一つ歳を重ねていくたびに原付二種で長距離を走る気力と体力に自信がなくなってきて、特に帰路の道々にはかなり疲れを感じることが多くなってきました。

道の駅てしお付近で見た観光ガイド板 道の駅てしお付近で見た観光ガイド板

 「道の駅てしお」の少し手前付近で見かけた観光ガイド板です

 そんな訳であれこれ考えたあげくに長距離の取材用に軽二輪車を購入することにしました。

 結果とても良かったと思っています、平坦な道の巡航時の余裕はもちろんですが、特に上り坂などでストレスを感じなくなったことが何よりです。

 前回に引き続き同じ内容の「旅・徒然」になってしまいますが、取材の古いものからブログにあげて行かないと「認知症の入口かな?」と思うほど物忘れが多い昨今の私ですので忘れないうちに紹介させてください、よろしくお願いいたします。

  道の駅おびら鰊番屋、旧花田家番屋

 オロロンラインを走り小平町(おびらちょう)を通過する際には必ずと言って良いほど立ち寄るのがここ「旧花田家番屋」が隣接している「道の駅 鰊番屋」です。

道の駅おびら鰊番屋 道の駅おびら鰊番屋

道の駅おびら鰊番屋 道の駅おびら鰊番屋

道の駅おびら鰊番屋 道の駅おびら鰊番屋

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 道の駅前の駐車場と、道路を挟んで海岸側にも広い駐車場があり、弧を描くように伸びている海岸線とその向こうに横たわる暑寒別連邦(しょかんべつれんぽう)の眺めは最高(と、私は見るたびにいつも思っています)です。

※ 暑寒別連邦・・・暑寒別連邦の主峰「暑寒別岳」は1,492m、1990年(平成2年)に指定され「暑寒別天売焼尻国定公園(しょかんてうりやぎしりこくていこうえん)」のシンボル的存在で四季を通じて美しい姿を見せてくれます。群別岳(くんべつだけ;1,376m)、浜益岳(はまますだけ;1,258m)、雄冬岳(おふゆだけ;1,198m)、南暑寒岳(みなみしょかんだけ;1,296m)と共に連峰を形成しています。山頂からは東に大雪連邦、北に日本海、そこに浮かぶ利尻富士の姿も見ることができます(もちろんその日の天気にもよりますが…)。その素晴らしい景観に加えて、増毛側の山麓には原始林が広がり、その広大な樹海や高山植物の群落が登山客を魅了しています。

道の駅おびら鰊番屋 道の駅おびら鰊番屋

旧花田家番屋 旧花田家番屋

旧花田家番屋 旧花田家番屋

 日本最北端の国指定重要文化財であり現存する鰊番屋では最大規模の建物である「旧花田家番屋」です。

 木造平屋(一部2階)の寄棟造(よせむねづくり;玄関は入母屋(いりもや)造)で、建物の面積は約906㎡(間口39.90m、奥行き22.722m)で玄関を入ると「親方の住居」、「漁夫たちの生活場所」、「広い炊事場」などに分かれています。

旧花田家番屋 旧花田家番屋

旧花田家番屋 旧花田家番屋説明板 道の駅おびら鰊番屋 道の駅おびら鰊番屋

 漁夫の他に船大工や鍛冶職など総勢200人を収容していたそうで、中に入ってみると兎に角「大きい、広い!」という印象で「学校の体育館以上の広さじゃないのかな?!」と思ってしまいました。

※ 寄棟造・・・建築物の屋根形式のひとつで、4方向に傾斜する屋根面をもつものをいう。 広義では同様の屋根をもつ建築物のことです。

※ 入母屋造・・・入母屋屋根(上部が「切妻」になっていて、その四方に庇屋根を付けた屋根形状の屋根)をもつ建築物のことです。

にしん文化歴史公園 にしん文化歴史公園

松浦武四郎銅像          松浦武四郎銅像

平和への祈りの碑 三船遭難慰霊之碑

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 この番屋のすぐ隣には1996年(平成8年)にオープン、2015年(平成27年)にリニューアルオープンした「道の駅 おびら鰊番屋」(観光交流センター、食材供給施設(売店・レストラン)、24時間利用可能トイレ)の建物があります。

三船遭難慰霊之碑 三船遭難慰霊之碑

三船遭難慰霊之碑 にしん文化歴史公園の海岸

にしん文化歴史公園の海岸 にしん文化歴史公園の海岸

 国道を挟んで海側には「にしん文化歴史公園」があり、探検家・松浦武四郎の銅像や夕日をイメージしたモニュメント、平和への祈りの碑、三船遭難慰霊之碑があります。

 また、ここは日本海に沈む夕陽の撮影スポットにもなっていて、お近くをお通りの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか?!

にしん文化歴史公園の海岸 にしん文化歴史公園の海岸

にしん文化歴史公園の海岸 にしん文化歴史公園の海岸

にしん文化歴史公園の海岸 にしん文化歴史公園の海岸

にしん文化歴史公園の海岸 にしん文化歴史公園の海岸

 雪を冠した暑寒別連邦の山並みが美しくて思わず連写してしまいました、すみません!

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

  上平グリーンヒルウィンドファーム

 道の駅おびら鰊番屋を後にして、さらにオロロンラインを北上し苫前町市街地に入る手前、力昼(りきびる)のローソク岩付近を過ぎ右手の丘の上に風力発電の大きなプロペラ(ブレード)が見えてきました。

苫前町の海岸から天売・焼尻島 苫前町の海岸から天売・焼尻島

苫前町の海岸から天売・焼尻島 苫前町の海岸から天売・焼尻島

 沖合の海上に見えている島影は「天売島と焼尻島」です、行くたびにいつも見られるわけではないのでこの日に見られたことに感激し、ここでも激写してしまいました

 もう少し走って行くと、広々とした丘の上に十数台もの風力発電機が立ち並んでいる姿を一望できる場所があったのでバイクを停めました。

 帰宅してから調べてみると、そこは「」(苫前町営の上平模範牧場内にある風力発電施設の総称;「苫前グリーンヒルウィンドパーク」(20基)と「苫前ウィンビラ発電所」(19基))で、1999年(平成11年)と2000年(平成12年)にそれぞれ運転が開始され、発電所出力は合わせて50,600kwになるそうです。

天売・焼尻島の島影 苫前町の海岸から天売・焼尻島

上平グリーンウィンドファーム 上平グリーンウィンドファーム

 苫前町は、それまで厄介者であった「風」を逆手にとって利用し「風車の町」を標榜するほど「風力発電」を推進している町です。

 日本の大規模ウィンドファームの先駆けとして、進められたプロジェクトがこの「苫前ウィンビラ発電所」なのだそうです。

上平グリーンウィンドファーム 上平グリーンウィンドファーム海岸

上平グリーンウィンドファーム海岸 上平グリーンウィンドファーム海岸

 苫前町「上平グリーンヒルウィンドファーム」付近の海岸からも「暑寒別連邦」の山並みが見えていました、うれしい!

 広い大地の上で白い十数基の風力発電機が動いている姿はどこにでもあるものではなくここでしか見られません(28基の発電機が道路に沿ってお行儀よく一列に並んでいる「オトンルイ風力発電所」とはまた違った感動があります)。

上平グリーンウィンドファーム遠景 上平グリーンウィンドファーム遠景

上平グリーンウィンドファーム砂浜 上平グリーンウィンドファーム砂浜

 苫前町では、ここの他にも「夕陽ヶ丘ウィンドファーム『風来坊』」という風力発電所(設立当時は発電機3基、機械の老朽化により1~3号機は平成31年に運転終了、令和2年に新たに建設された4号機が稼働中)があります。

上平グリーンウィンドファーム砂浜 上平グリーンウィンドファーム砂浜

 「上平グリーンヒルウィンドファーム」付近の海岸からも「天売島と焼尻島」の島影が見ることができました、これもいつも必ず見られるわけではない眺望ですのでこの日は本当にラッキーな日でした

  オロロン鳥モニュメント

 オロロンラインの羽幌町付近(羽幌町羽幌川と築別川の中間辺り)を通るたびに出会うのが巨大な「オロロン鳥モニュメント」です。

 オロロン鳥は、正式には「ウミガラス」といい、チドリ目ウミスズメ科の分類される大型(体長40cmほど)の海鳥で、天売島では「オロロロ~ン」と鳴くことから「オロロン鳥」と呼ばれています。

オロロンラインの苫前町付近の交差点 オロロンラインの苫前町付近の交差点

 かつては生息数8,000羽(1960年代)とも言われていましたが、餌(4~8mほど海に潜ってニシンなどの餌を獲る)の激減やサケ漁などの漁網にかかる、天敵(カモメやカラスなど)等によって生息数が減り絶滅危惧種となっています。

オロロン鳥モニュメント オロロン鳥モニュメント

 オロロン鳥モニュメントの話に戻りますが、これは昭和から平成(1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて)のバブル期に際に時の総理大臣竹下登氏の頃に行われた「ふるさと創生一億円事業」による交付金でによって製作されたモニュメントです。

オロロン鳥モニュメント オロロン鳥モニュメント

 当時製作された当時は町内5か所に設置され、その費用は1,700万円だったそうです。

 その後、老朽化のために撤去されたりして現在残っているのは2体だけということだそうです。

  オトンルイ風力発電所

 この施設もオロロンラインの名物?の一つ、天塩町市街地を過ぎ天塩町と幌延町の境となっている天塩川に架かる天塩河口大橋を渡って数km先、道道106号線沿いに南北約3㎞にわたって28基の白い風力発電機が一列に整然と並んでいる光景が印象的なオトンルイ風力発電所です。

天塩川河口大橋付近から 天塩川河口大橋付近から

天塩川河口大橋付近から オトンルイ風力発電所

オトンルイ風力発電所 オトンルイ風力発電所付近から

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 その発電所の名称「オトンルイ」とは、アイヌ語で「浜にある道」という意味だそうです。

 ハブ(ブレードの中心)までの高さ(タワーの高さと言ってもいいのでは?)は74m、ローター(ブレードが回転する円)の直径が50.5m、最大出力は21,000kwです。

オトンルイ風力発電所付近から オトンルイ風力発電所付近から

オトンルイ風力発電所付近から オトンルイ風力発電所付近から

サロベツ原野パーキング サロベツ原野パーキングから

 画像ではわからないと思いますが、オロロンラインを北上するにつれて「利尻島」までの距離が近くなった分山の見え方がよく見えるように変わってくるのがとてもうれしくて激写してしまいます!

 2000年(平成12年)に第三セクター「幌延町風力発電」が設立され、2003年(平成15年)から本格稼働が始まりました。

 国道を挟んで海側に「サロベツ原野パーキング」(トイレ有)があり、好天時には利尻山を眺めることができます。

サロベツ原野パーキング サロベツ原野パーキング

サロベツ原野パーキングから サロベツ原野パーキングから

サロベツ原野パーキングから サロベツ原野パーキングから

※ 天塩川・・・最北を流れる長さ約256㎞(道内で第2位、全国で第4位)の大河です。北見山地の天塩岳を源に6市町村を流れる間にいくつかの支流と合流しながら天塩町で日本海に流れ込みます。江戸時代には河口が北前船で賑わい、明治期には奥地からの木材を筏(いかだ)流しで港へ運ばれました。1900年(明治33年)には天塩航路(河口~名寄間)が開設され乗客や生活物資、郵便物などが運ばれ、1949年(昭和24年)頃まで運行されていました。

オトンルイ風力発電所 オトンルイ風力発電所

サロベツ原野パーキングから サロベツ原野パーキングから

サロベツ原野パーキングから サロベツ原野パーキングから

  北緯45度モニュメント

 オトンルイ風力発電所から6~7㎞北上した辺りの海側の道端にアルファベットの「N」をモチーフにした「北緯45度モニュメント」があります。

北緯45度モニュメント 北緯45度モニュメント

 幌延町が「北緯45度・北半球の真ん中」上にあることから設置されたもので、ここからは海越しに利尻富士を眺めることができ記念撮影にも絶好のスポットとなっています。

北緯45度モニュメント 北緯45度モニュメント

 好天に恵まれ海上に浮かぶ利尻山が見える時には、思わず車を停めカメラを向けてしまうとい、私のお気に入りの場所の一つです。

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

  夕来パーキング(夕来展望所)

 北緯45度モニュメントを後にして、しばらく稚内市方面へ向かうと(約30kmほど)道の海側に「夕来(ゆうくる)パーキング(夕来展望所)」があります。

 パーキングの名称「夕来」とはアイヌ語の「ユク・ルー」(鹿・道)に由来しているそうです。

夕来パーキング(展望所) 夕来パーキング(展望所)

夕来パーキング(展望所) 夕来パーキング(展望所)から

 2018年(平成30年)5月末に「106年ぶりにヒグマが海を渡って利尻島に上陸した」というニュースが流れました(翌2019年6月末に宗谷総合振興局が終息宣言をだしました)。

 106年前である「1912年(明治45年)に体重300㎏のヒグマが海を泳いで利尻島に渡り射殺される」という事件があったそうです。

夕来パーキング(展望所)から 夕来パーキング(展望所)から

夕来パーキング(展望所)傍の標識 夕来パーキング(展望所)傍の標識

 「夕来」地区は利尻島までの距離が最も近い場所で、1988年(昭和63年)に利尻島石崎海岸から夕来間を泳いで渡ったという「遠泳達成記念」の碑がここ夕来パーキングの一角に立っています。

夕来パーキング(展望所)付近の様子 夕来パーキング(展望所)付近の様子

夕来パーキング(展望所)付近の様子 夕来パーキング(展望所)付近の様子

 展望所という標示などは特になく駐車スペースがあるだけの所(「稚内26km、抜海(ばっかい)11km」と記された標示板(青看板)が近くに有り)なので、気づかずに通り過ぎてしまうことの方が多いのかもしれません。

夕来パーキング(展望所)付近の様子 夕来パーキング(展望所)付近の様子

夕来パーキング(展望所)付近の様子 夕来パーキング(展望所)付近の様子

 利尻島までの距離が最も近い場所から海上にぽっかりと浮かぶ利尻富士の眺望を楽しむことができます。

夕来パーキング              夕来パーキング

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

  浜勇知展望休憩施設「こうほねの家」

 夕来パーキング(夕来展望所)を発ち約5km程進んだ所に内陸へ向かっている道道811号線につながるT字路交差点があります。

 その交差点を過ぎて直ぐの所にあるのが展望休憩施設「こうほねの家」です。

コウホネの家 コウホネの家

コウホネの家・案内板 コウホネの家・案内板

 その名称「こうほね」を初めて知った時に「〇〇ほね(骨?)」と連想したのですが、帰宅してから検索して調べてみると「こうほね」というスイレン科コウホネ属の水草から来ていることが分かりました。

コウホネの家・案内板 コウホネの家・案内板

コウホネの家・海・沼 コウホネの家・海・沼

 コウホネを漢字では「河骨」と書き、底泥中に這う白い地下茎が骨のように見えることに由来するという説もあるそうで、「私の連想もそう外れてはいなかったかな?」と思いました。

コウホネの家・海・沼 コウホネの家・海・沼

コウホネの家 コウホネの家屋上展望台から

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

 普通は水面より上に葉を立ち上げていますが、水面に浮かべる浮水葉、水中にある沈水葉もつけています。

 夏に長い花柄の先に直径3~5cmほどの黄色い花を咲かせ、北海道から九州の浅い池や沼に生育しています。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

 日本全体としては絶滅危惧種等に指定されてはいませんが、各都道府県によっては危惧度が高い所もあります。

 地下茎を乾燥したものは「川骨」という生薬として利用され、鎮咳、去痰、利尿、消炎、浄血、止血、強壮、解熱などの作用があるそうです。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

 かなり前に立ち寄った時には軽食や売店の営業もしていた記憶がありますが、現在は建物内で自由に休憩したりトイレを利用したりするのみで営業はありません。

 屋上が展望台になっていて、海岸砂丘(原生花園)や日本海に浮かぶ利尻山を眺望することができ、日本海に沈む夕陽のビューポイントともなっています。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

 2020年(令和2年)7月28日朝日新聞デジタルの記事に「北海道)コウホネ復活への1輪 沼の再生へ期待 稚内」を見つけました。

 その記事の内容は、『「コウホネの家」前の沼で、コウホネ一輪が花を咲かせた。自生種が全滅した後、水環境を改善し、別の沼から移植した2株のうちの1株。(稚内)市などは8月末、「観光名所の復活」に向けて本格的な移植を検討する。』というものでした。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

 この日は空気がいつもよりも澄んでいたのか天売島・焼尻島の島影や利尻島と礼文島の島の形までも確認できるほどのラッキーな好天気でしたが、残念ながら利尻富士山頂には雲がかかっていました。

 コウホネの家の「コウホネ」が絶滅の危機にあり、その再生のために懸命な努力を続けているそうです。

 この先30分もかからないで行けそうな所にある「抜海漁港」にはこれまでにも何回となく訪れていて、そこからの利尻山の眺望もすばらしく、当初は抜海漁港も予定に入れていました。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

 北上するにつれて風が強くなり慣れないバイクでの長距離ツーリングということもあり、これからのまた長い帰り道を走る余力を残しておこうとも考え、残念ではありましたが今回は「コウホネの家」までで帰宅することにしました。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

※ 以下の動画には風切音や機械音等の雑音が入っていますので、視聴に際しては音量に十分ご注意ください。

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

コウホネの家屋上展望台から コウホネの家屋上展望台から

※ ウィキペディアフリー百科事典「オトンルイ風力発電所」、「こうほね 」、「ウミガラス」、一般社団法人プレスマンユニオンによるサイト北海道STYLE「夕来パーキング(夕来展望所)」、「稚内市 浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)」、「一般社団法人 稚内観光協会 サイト『浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)』」、「苫前町役場公式サイト『上平グリーンヒルウィンドファーム』」、「朝日新聞デジタル記事『北海道 コウホネ復活への1輪 沼の再生へ期待 稚内』」、「北海道開発局 留萌開発建設部サイト『るもい風土資産カード 暑寒別連峰の主峰、暑寒別岳』、ともだちMUSEUMサイト 「SAVE  ORORON」、HOKKAIDO LIKERSサイト「これどこにある?バブル時代の遺構ともいえる日本海沿岸の巨大な「鳥オブジェ」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

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