『登山日記・いぶりの山々』-徳舜瞥山登山口へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今年(2021年)も早いもので10月に入り、紅葉の便りがあちらこちらから盛んに聞こえてきています。
大雪山系の標高の高い山では紅葉の見頃も過ぎ去ろうとしている頃、つい先日旭岳に初雪が降ったというニュースも流れていました。
↑ 三段滝公園そばの十字路交差点・「徳舜瞥山登山道入口」案内標識
平地でも来月中には初雪がやってくるかもしれない、雪虫がそろそろ飛び始めるのでは…というような時期となってきました。
さらに日も短くなり、10月に入ると旭川付近では日の出時刻が午前5時30分頃、日の入時刻が午後5時頃となり、陽の出ている時間が12時間を切り、日を追うごとにそれがどんどん短くなっていきます。
↑ 徳舜瞥山登山口駐車場へ向かう林道の入口にある案内標識
毎年この時期になりますと、体力に乏しく足が人一倍遅い私は暗い道の下山は絶対に避けたいので、登れる山が自ずから限られてきてしまいます。
でも、秋が深まって行くと朝夕の気温が低いので空気が澄んでいて、山頂から眺める景色も霞まずに遠くまで見えるようになり、登山をするには絶好の季節です。
↑ 登山口駐車場へ向かう林道から見える徳舜瞥山
万が一のことを考えてヘッドランプは予備電池と共に常にリュックに入れてありますし、携帯電話には登山用GPSアプリもしっかり入れて季節に関係なく毎回の山行に利用しています。
数年前に初めて羊蹄山に登った時、山頂の外輪山で山頂標識を探して「もう少し…あともう少し…」と長引き下山時刻が遅れてしまったので、下山中に日没時刻を過ぎてしまい1合目辺りで暗くなり踏み跡を見間違えて迷ってしまいました。
↑ 登山口駐車場、そこから見る徳舜瞥山
やがて踏み跡も見えなくなり道を間違えて進んできてしまったことに気づき、「遭難…」という文字が脳裏に浮かびパニック状態になりました。
焦りました…、まさか自分が暗い山の中で道に迷うなんて…、何も考えられない状態が数分続きました。
↑ 駐車場から見る徳舜瞥山
その時の携帯は「ガラ携」でしたので「登山用GPSアプリ」もなく、百均で買った小さな懐中電灯しか持っていないという状況で、今思うと無謀としかいいようがありません。
それでも「道に迷ったら元の場所に戻れ!」という言葉を思い出し、貧弱な電灯を頼りに行ったり来たりを何度か繰り返した末に何とか登山口までたどり着くことができました。
↑ 駐車場から見る徳舜瞥山(ズームしてみました)
その後は大いに反省し、早々に登山用具専門店に行きそれなりにしっかりしたヘッドランプやコンパス方位磁石、ヒートシートなど万が一の時に役立ちそうな物、さらにスマホも購入し早々に有料の登山用GPSアプリも入れました。
登山用GPSアプリは本当に心強いアイテムで、夜でなくても霧などに巻かれて視界が利かないような場合でも、画面に登山道を表示して知らせてくれますし、歩いた跡も記録されていきますので「道迷い」の予防には強い味方になってくれています。
↑ 徳舜瞥山の隣りのホロホロ山
前置きが長くなってしまい申し訳ありません。
「いぶりの山々」の本題に戻りますが、「私でも登れそうな山がないかな…?」と、たまたま登山のブログなどを探していた時に、『胆振総合振興局サイト「登ろういぶりの山―山のぼり町巡りガイド」』を見つけました。
↑ ホロホロ山(ズームしてみました)
そのサイトでは、主に10の山々について「おススメのルート」、「アクセス」、「山登り参考ガイド図」、「山登り参考タイム」、「登山適期カレンダー」、「ワンポイントアドバイス」、「登ってみました」、「全体の感想」の各項目が紹介されています。
※ 紹介されている山々・・・①鷲別岳(室蘭岳:911m)、②カムイヌプリ(746m)、③樽前山(1041m)、④オロフレ山(1230.7m)、⑤来馬山(1040.1m)、⑥ホロホロ山(1322.3m)、⑦徳舜瞥山(1309m)、⑧紋別岳(714.6m)、⑨昆布岳(1044.9m)、⑩有珠山(733m)、⑪坊主山(790.6m)
駐車場から見える二つの山、徳舜瞥山の方が高いように見えますが、ホロホロ山は標高1,322.3m、徳舜瞥山は標高1,309mで本当はホロホロ山の方が高いことが分かります。
それを見て大へん興味をいだいた私は、「来馬山」を除く9つの山を10月中旬から下旬までの休日を利用して登ることができました。
来馬山にいまだに登っていないのは、コースの紹介文に「スキー場を登って行く」と書いてあったので苦手な急登のイメージと、「せっかく登別方面まで行くのだったら、ついでに登れる他の山が近くにないかな?」と探しているうちに後回しになってしまったように思います。
「今シーズン中には登って、紹介されている10座全てを完登したい!」が私の当面の目標です。
今回から何回かに分けて、その一座目「徳舜瞥山」登山の様子を紹介していきます。
訪問日:2020年(令和2年)9月下旬)
今回の計画は、勤務終了後に中山峠経由で羊蹄山麓にある「道の駅フラワーセンター」(真狩村)へ行きそこで前泊し、まず以前から登りたいと思っていた羊蹄山の隣りにある「尻別岳」(標高1107m)への登山を2連休の一日目に。
※ この時の「尻別岳登山」の様子は、後日「登山日記」シリーズで紹介する予定です。
↑ 登山口5合目、いざ出発ですっ!
下山したその日のうちに「道の駅フォレスト276大滝」へ向かいそこで1泊(車中泊)し、二日目の早朝に三段滝公園近くにある登山口へ向かい「徳舜瞥山」(その隣の「ホロホロ山」へも縦走)へ登り二日間で3座に登ろう、という計画です。
※ 「道の駅フォレスト276大滝」で1泊する予定で実際に車中泊しましたが、そこでちょっとしたハプニングがありました。その様子も後日「旅徒然に」シリーズで紹介する予定です。
実は「尻別岳」への登山は、この2か月ほど前にも一度計画し実際現地に向かい登山口まで行きましたが、山頂一帯に雲が停滞(天気予報では「晴れ」でしたが…)していたため、このまま登っても頂からの眺望が望めないので止む無く断念し帰宅しました。
「道の駅フォレスト276大滝」を日の出前の薄暗い内に出発し国道276号線(453号線との重複区間)を喜茂別方面へ少し戻り、途中のT字路交差点を左折して国道453号線を洞爺湖方面に向かいます。
数百mほど行くとT字路交差点があり、その手前に「三段滝」の案内標識がありますので、そこでまた左折します。
道なりに進むと「三段滝公園」近くの交差点に「徳舜瞥山登山道入口」の案内標識がありました。
その標識に従って林道を進んで行くと、10台位は停められそうな広さの舗装された駐車場に着きました。
この徳舜瞥山登山のお勧めな点には、登山道が整備されていて登りやすいこと、山頂から隣の「ホロホロ山」まで30分ほどの時間で行けること、そして私にとって何よりこの上ないこととして「登山口がすでに5合目」ということです。
駐車場に到着、まだ1歩も歩いていないのに、ここでもう5合目まで登ってきたことになるわけです、嬉しいったらありゃしない!!
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際して音量にご注意ください。
↑ 短いのですが…、目指す山が見えてきたので嬉しくなって撮りました!
※ 以下の動画には風切音などの雑音が入っていますので、視聴に際して音量にご注意ください。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 徳舜瞥山」、『胆振総合振興局サイト「登ろういぶりの山―山のぼり町巡りガイド」』を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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