『登山日記・十勝岳連峰』-雲ノ平分岐へ-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回から登山日記シリーズで新たに「十勝岳」編を始めます。
登山の様子をこれから何回かに分けて紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
(訪問日:2020年(令和2年)8月下旬)
まずは「十勝岳」の簡単な紹介から始めたいと思います。
十勝岳は、北海道の中央部に位置する上川総合振興局管内の美瑛町(最近「青い池」が観光客で賑わっています)・上富良野町、十勝総合振興局管内の新得町にまたがる標高2,077mの活火山で、大雪山国立公園内の十勝岳連峰の主峰、そして日本百名山・花の百名山に選定されています。
ドラマ「北の国から」の舞台となっていた「富良野市」、その北隣りに接しているのが「中富良野町」、そのまた北隣りが「上富良野町」です。
私が道東方面へ行く時には、富良野市・南隣りに接している「南富良野町」を通過し「狩勝峠」を越えて「新得町」へと入って行くコースをよく使います。
※ 以下の動画視聴に際しては風切音などの雑音が入っていますので、音量にはご注意ください。
その際、国道38号線を走り富良野市街地に入る手前辺りから正面にドーンと目に飛び込んでくるのが「十勝岳連峰」の山並みです。
車窓から見上げてチラチラとその山並みを見るたびに、「いつかはあの山のてっぺんに登ってみたい」、「でも今の自分は登頂できるか自信がない」、「もう少し山登りの経験を積んでから挑戦するぞ!」などと思っていました。
ネットで「登山ブログ」をいろいろ検索して読んでみたり、「山と高原地図」を購入して十勝岳登山の知識を研究してみたり、十勝岳攻略に向けてずっと準備はしてきました。
十勝連峰は、北から南へオプタテシケ山(2013m)、ベベツ岳(1860m)、石垣山(1822m)、美瑛富士(1888m)、美瑛岳(2052m)、鋸岳(2008m)、十勝岳(2077m)、前十勝岳(1800m)、三段山(1748m)、上ホロカメットク山(1920m)、上富良野岳(1893m)、三峰山(1866m)、富良野岳(1912m)と並んでいます。
※ 以下の動画視聴に際しては風切音などの雑音が入っていますので、音量にはご注意ください。
心配な点は標高の違いで、これまでで一番高い山は羊蹄山の1898mでしたが、十勝連峰主峰の十勝岳が2077mで他の山でも1800m越えの山々が勢ぞろいです。
私はこれまでに樽前山(1041m)から始め、手稲山(1023m)、八剣山(498m)、恵庭岳(1320m)、羊蹄山(1898m;コースを変えて2回挑戦)、尻別岳(1107m)、道東の雌阿寒岳(1499m)・阿寒富士(1476m)、雄阿寒岳(1371m)、摩周岳(857m)、西別岳(800m)と各地の山を数年かけて登ってきました。
十勝岳へ至るコースは、その登山道入口の違いや富良野岳からの縦走・美瑛岳からの縦走などによっていくつかありますが、どれも往復で10時間以上かかりそうなコースです。
※ 以下の動画視聴に際しては風切音などの雑音が入っていますので、音量にはご注意ください。
私の場合は汗は人一倍かくのですが体力不足で足が遅く休憩がてらに画像や動画を撮ったりするので、これまでの山行から特に登りは他人様の2倍の時間はかかってしまっています。
山と高原地図などを調べ今回は一番距離が短いコースということで、十勝防災シェルターのある「白銀温泉望岳台(しろがねおんせんぼうがくだい)登山口」から十勝岳山頂を目指すコースを選びました。
※ 以下の動画視聴に際しては風切音などの雑音が入っていますので、音量にはご注意ください。
このコースは山と高原地図によると、登りが4時間5分、下りが2時間50分で往復6時間55分(計算が間違ってなければ…)かかることになります。
但し、私の場合は登りに4時間5分では済みそうもないことは目に見えて分かっています。
所要時間がかかるということから早朝出発は欠かせないと考え、十勝防災シェルターの駐車場にて前泊(車中泊)をしました。
午前4時半位に起床し、洗面・身支度を終えだいたい5時には望岳台出発できました。
はりきって「十勝岳山頂を目指すぞ!」と出発できたのは良かったのですが、30分ほど登った所でちょっとした忘れ物をしてきたことに気がつきました。
※ 以下の動画視聴に際しては風切音などの雑音が入っていますので、音量にはご注意ください。
「ここまで来たのに!…」「…取りに戻るか?!…どうしようか…」と迷ったのですが、「ここからならまだそれほどの時間ロスにもならないだろう…」と、駐車場まで戻り再度気を取り直して出発ということになりました。
「雲ノ平分岐」はその名の通り美瑛岳や美瑛富士に向かう途中にある「雲ノ平」への分岐点で、大小さまざまな石がゴロゴロしてはいますが斜面的には緩やかな傾斜が続いていて、私のとっては余り汗をかかずに済む登りやすい道が続いていました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 十勝岳」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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