『登山日記・摩周岳』-早朝の摩周湖-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回から登山日記シリーズで摩周岳編、「登山日記・摩周岳」を始めます。
摩周岳への登山は、只今紹介中の「道東の旅Ⅲ」で道東を巡った際に行いました。
例によってこれから何回かに分けて登山の様子を紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
(訪問日:2019年(令和元年)9月下旬)
まずは「摩周岳」の紹介からしていきます。
摩周岳は、布施明さんのヒット曲「霧の摩周湖」(1966年(昭和41年)12月1日発売)で一躍全国区になった湖(カルデラ湖;「神秘の湖」ともいわれます)の外輪山の最高峰で標高857m(湖面の標高は502m)です。
阿寒国立公園の弟子屈町(てしかがちょう)にあり、「カムイヌプリ(神の山)」とも呼ばれあがめられてきました。
前出の楽曲にも歌われた摩周湖の「霧」ですが、時期的には「6月から8月かけて」特に発生しやすいそうで、というとちょうど観光シーズン真っ只中の頃ということになります。
登山道は、摩周湖畔の第1展望台から南側の外輪山を通り、三角点から東側火口壁に沿って登り山頂へ至ります。
その道の途中には「西別岳」への分岐点があるので、西別岳山小屋の登山口から西別岳(標高799m)を経由して摩周岳へ至る登山道もあります。
※ 西別岳経由の登山道・・・国道243号線を弟子屈町から標茶町(しべちゃちょう)に入り、途中の交差点で左折し道道885号線に入ります。
「養老牛温泉」方面へ向かって約4㎞ほど進み「西別岳登山口」という道標が左側に見えたらそこで左折します。後は、所々の道端に道標がありますので、それに従って進み西別岳山小屋(駐車スペースと登山口があります)へ向かってください。
登山予定の朝、道の駅「摩周温泉」での車中泊から目覚めるとすぐに窓に目をのカーテンをめくり空に目をやりました。
期待に反して空は青色ではなく灰色でした。
「今日一日『曇り』」なのか? それとも俗にいう『朝曇り』で陽が上ると晴れてくるのか?」今の段階ではどちらとも見当がつきません。
「どうしたものか…?」「決行できるか? 中止するか?」、登れるなら早々に身支度など準備を進めないといけないのですが…。
「ここにいても仕方ないので摩周湖の第1展望台まで行き、摩周岳の様子を見て決めるしかない!」 地図を見ると、道の駅から第1展望台まで10㎞位なので30分もあれば行けそうです。
摩周岳山頂周辺が晴れていることを祈りつつ、早速第1展望台に向かって車を走らせました。
道中の車窓から見える空模様は期待とは裏腹にどこまでも灰色が広がり続いていました。
展望台の駐車場に着くや否や車外に出て360度ぐるりと空の様子を見回してみました。
ここでも空には雲が垂れこめていて上空一面灰色の空でした。
展望台は駐車場よりも高い坂の上にあるので、そこから摩周岳をよく見るためには坂道を上って行かなければなりません。
「ガーン!あああああっ!」そこには良かったことと残念なことが同居していました。
良かったことは、湖上に霧はなく湖の中ほどにある小さな島「カムイシュ島」もはっきりと見えていました。
残念なことは、摩周岳も含めて外輪山上空には雲なのか靄(もや)なのかがかかっていて白く何も見えない状態でした。
『 摩 周 湖 (説明板より)
摩周湖は、火山の中央部が陥没し、底に水がたまってできたカルデラ湖と呼ばれる面積約20㎞、周囲約20㎞の湖で、世界有数の透明度を誇っている。
※昭和6年8月に当時世界一の透明度41.6mを記録している。
周囲はカムイヌプリ(摩周岳/標高857m)を最高峰とする高さ150~500mの急な崖に囲まれ、流入・流出河川が一切なく、ほぼ一定の水位(海抜351m)を保っている。
最大水深は211.5mあり、このカルデラの底からそびえる中央火口丘の頂上が湖面に浮かぶカムイシュ島である。
一帯は阿寒国立公園特別保護地区として、原生的な景観が厳正に守られている。 』
「今日の登山は無理そう…、諦めるしかないか…」こんな状態の山に登っても冬山のホワイトアウトではないですが、眺望は何も見えないだろうし道迷いなど危険なのでいつも中止にしてきました。
↑ 「摩周湖第一展望台」のバス停です、一日に2本しか運行されていないようです。
この山の状態は考える余地なしで「今日は中止、明日以降に延期」と、その時はそう決断しました。
私にとっては苦渋の決断でしたが、気落ちしている私の足元に思ってもみなかった訪問者が来てくれました。
お陰で「明日に期待しよう!」と気持ちを切り替えて車に戻りました。
↑ 摩周湖第一展望台のレストハウスの上に多分ライブカメラと思われるもの(上の画像右)がありました。摩周湖を見たくなるとこの「摩周湖ライブカメラ」(弟子屈町)を利用させて頂いています。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 摩周湖」「摩周岳」「西別岳」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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