『登山日記・雌阿寒岳』-阿寒富士下山・オンネトーへ-

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オンネトー湖畔展望デッキ こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「阿寒富士下山・オンネトーへ」の様子を紹介します。

         (訪問日:2018年(平成30年)8月上旬)

 前回では、ついに阿寒富士山頂に立つことができました。

 長年思い続けてきた願いの一つが叶い、本当に感無量でした。

 緩やかな傾斜の山頂付近を歩き回り、山頂からの眺めを十分に堪能しました。

雌阿寒岳と阿寒富士分岐点 雌阿寒岳と阿寒富士分岐点

雌阿寒岳と阿寒富士分岐点 雌阿寒岳と阿寒富士分岐点

 分岐点から7合目へ向ってハイマツの中の細い道を下っていきます。

 下界から眺めると雌阿寒岳とはまた違って穏やかな感じの山容の阿寒富士ですが、実際その山頂付近に立って見る様子は真に火山のそれでした。

 思いがけない姿を見て感激していましたが、じわりじわりと下の方から雲が山肌を伝って上ってきていることに気づきました。

分岐点から7合目へ 分岐点から7合目へ

 道幅30センチメートル位しかないような道が続いていました。所々に見えるピンクテープの目印を追いかけながら歩いて行きます。

分岐点から7合目へ 分岐点から7合目へ

 上の方を見上げると、阿寒富士山頂は流れて来た雲で覆われていました。一方進路方向は?と見ると、上空には雲がありましたが眼下に樹海の広がりが見えています。

 このまま感動に浸っていたい気持ちも大いにありましたが、雲に覆われて白い世界に閉ざされてしまっては大変です。

 「遭難」の2文字が脳裏にチラチラと浮かんできて、それだけは絶対に避けなければなりません。

7合目へ 7合目へ

 雌阿寒岳山頂にも流れて来た雲で覆われていました。阿寒富士の上空に青空は見えません、下山を急いで正解でした。

7合目へ 7合目へ

 ハイマツ帯の向こうに、オンネトーが見えてきました。

 向かいに見えている雌阿寒岳の山頂にも雲がかかり始めていました。

 さすがの私でも下りには登りほどの時間はかかりませんが、それでも人並み以上の時間はみておかないといけません。

7合目へ 7合目へ

 黙々とハイマツの中の道を進みます。途中雌阿寒岳の方を振り返ってみると、雲が少しずつ降りてきているようです。

7合目へ 7合目へ

 オンネトーが少しずつ大きく見えるようになり、その傍の道端に道標が立っているのを発見しました。 7合目かな?

 眺望も充分に堪能できましたし、雲の動きに「早く帰れ、帰れ!」と言っているような気がして背中を押され、早々に阿寒富士を下山することにしました。

 登ってくる際には足元のザクザク道に力が入らず思うように進むことができませんでしたが、下り道は歩幅を狭めて歩くことで思いのほかブレーキが利いて足が流れずに進むことができました。

7合目 7合目

7合目 7合目

 先ほどの道標は、思った通り7合目のそれでした。休憩をとりながら振り返って阿寒富士を見上げてみると、山頂の雲はなくなっていました。

 阿寒富士を思っていた以上に順調に下ることができ、麓の雌阿寒岳と阿寒富士の分岐点に着きました。

 お陰で疲労感もほとんど感じずに左手のハイマツ帯の方へと進み、次の7合目を目指しました。

7合目 登山口へ

 7合目を出発し登山口へ向ってさらに進みました。途中で厚い雲の間から陽が差し込む様子がきれいだったので思わずパチリッ!

 下山途中の道々で振り返って雌阿寒岳や阿寒富士を仰ぎ見てみると、どちらの山頂も雲で覆われてしまいもう見ることはできなくなっていました。

 あの時の下山の判断は正解でした。

オンネトー湖畔展望デッキから オンネトー湖畔展望デッキから

オンネトー湖畔展望デッキから オンネトー湖畔展望デッキ

 幸い雲は山の上の方だけで、進む方向には上空に厚い雲が垂れこめていましたが、樹海の中にオンネトーの姿が一部でしたがハッキリと見えていました。

 この調子で下山して行ければ、日没前には登山口に着くことができそうです。

オンネトー湖畔展望デッキから オンネトー湖畔展望デッキ

 オンネトー湖畔展望デッキから雌阿寒岳と阿寒富士を改めて眺めました。「数時間前にはあの二つの山の山頂に立っていたんだ!」と、充実した素晴らしい時間を過ごすことができた1日でした。

オンネトー自然休養林 

 帰りにオンネトーに寄って行こうと計画していましたので、7合目以降は下山に集中し画像の撮影は一切行ないませんでした。

 そのため思惑通りに余裕をもって日没前に登山口に戻ることができました……ホッ!。

オンネトー自然休養林 オンネトー自然休養林

※ ウィキペディアフリー百科事典「 雌阿寒岳」を参考にさせて頂きました。

 ご訪問いただき、ありがとうございました。

 

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