『道東の旅Ⅲ』-豊似湖その2-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回も前回の続きで「豊似湖(とよにこ)その2」として、豊似湖の様子を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)9月下旬)
豊似湖は、日高山脈襟裳国定公園内にある自然湖で馬の蹄(ひづめ)の形に似ていることから「馬蹄湖(ばていこ)」と呼ばれたり、ハートの形にも見えることから「ハートレイク」とも呼ばれたりしています。
※ 以下の動画には風切り音などの雑音が入っていますので、視聴の際には音量にご留意ください。
そこで私は、「ハートレイク」の名の由来の「ハート型」の湖の姿をもっと上から現地で、しかも生で見たいと思うようになりました。
前回、その豊似湖に行くことができ、その湖畔から湖の様子を眺めることができました。
↑ 豊似湖畔を左へ時計回りにグルっと回るように道をたどって行くと、やっと「猿留山道」へ向かう道標を見つけました。
それでは飽き足らない私は、日高振興局などが開催するイベント「豊似湖一周森近感ウォーキング」人気の散策コースをたどって「沼見峠」(標高488m)に登り「高い所からハート型の豊似湖を見たい」という計画を実行したのが今回の内容です。
豊似湖畔から道標通りに「猿留山道(さるるさんどう)・←取付入り口」に向かってまた歩き始めました。
猿留山道へ向かって歩いていると、「黄色く塗られた小屋」と「赤く塗られた小屋」が並んで建てられていて、その傍には「白龍伸」と書かれた石碑なども建立されていました。
↑ 石碑の近くに、湖の方に三角に突き出た所がありました。「ひょっとして、ここは『ハート型の頭』の内側に尖っている部分なのかもしれない?」 なんて思いました。
小屋や石碑のあった所からややしばらく林の中の坂道を登って行くと、今度は「沼見峠」を知らせる道標を見つけました。
その道標が指している方にさらに歩いて行くと、背丈高く繁った樹木に代わって笹薮(ささやぶ)が四方に広がっている開けたところに出ました。
笹などが刈られ整備された所に、祠(ほこら)?のようなものと石碑が見えました。
帰宅してからネットで調べてみると、ここが「沼見峠」で、どちらの石造物も江戸時代末期にえりも町の場所請負人だった福島屋嘉七が地域の繁栄と山道の安全を祈って建立されたものでした。
その時私は、そこが目指している「沼見峠」とは露知らず、下の方に森の中からわずかに覗いている豊似湖は見ていました。
でも、「沼見峠にいけば、きれいなハート型の豊似湖が見られる」とばかり思い込んでいた私は、「沼見峠はどこなの?」と探し続けていました。
「峠がどんなところなのか」確認してなかったのが悪かったのですが…(一応ネットで調べたのですが、この時は分からないまま出かけました)。
「笹薮の向こうに見える高い所、あそこかな?」と思い、そこへ向かって藪を漕ぎ始めました。
数メートルほど進んでみると、思いのほか藪漕ぎは体力と時間がかかることが分かり、時計を見て「もう下山しないと暗くなってしまう!せっかくここまで来たのに…」と、断腸の思い(ちょっと大袈裟ですけど?!)で断念しました。
「道迷い」しないように気をつけ、もと来た道を慎重に探り探り豊似湖畔へ戻って行きました。
もう少しで駐車場へ向かう湖畔に戻れるという道の途中で、「もしかして山おやじ(ヒグマ)のフンかも?」と思われる落とし物が目につきました。
違うかもしれないのですが、その時は「もし沼見峠に向かう時に見つけていたら、行くのを止めたかも…」くらいに思いました(クワバラ、クワバラ…)。
因みに、帰宅してネット検索している中で分かったことがもう一つ、それは「沼見峠からでもハート型した豊似湖は見られない、見るためには遊覧飛行しかない」ということです。
※ ウィキペディアフリー百科事典「豊似湖 」などを参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました
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