『登山日記・雌阿寒岳』-阿寒富士-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「阿寒富士」の様子を紹介します。
(訪問日:2018年(平成30年)8月上旬)
前回で、雌阿寒岳山頂に立つことができた私は、次の目標「阿寒富士」に向かうべく雌阿寒岳山頂を後にして、阿寒富士分岐点のある8合目を目指して歩き始めました。
↑ いざ!阿寒富士山頂へ 心はすでに山頂に…。
↑ でも…、足元はこんな砂礫の道。
噴煙たなびく雌阿寒岳から下り、8合目の分岐点に到着しました。
↑ なんだ坂!こんな坂! 気持ちは先へ先へと進むのですが、肝心の体はカメの歩みです。
↑ どこまで登れたかな? 振り返ってみますと…。
ひとまず休憩にして水を飲みながら周囲の様子を見てみると、道標の近くにリュックサックが2つ置いてあるのに気づきました。
↑ どこまで登れたかな? また振り返ってみますと…。さっきよりは高いんじゃないか?!
↑ 先を見ると…、まだまだ続くよ、どこまでも!
きっと先に登っている登山者が体を軽くして登ろうとデポして行ったものでしょう。
↑ ふ~っ疲れた! またまた何度目かの一休み。 やあっ、雌阿寒岳がよく見える!
↑ 先を見ると…、まだまだ続くよ、どこまでも!! 現実は厳しいのです。
確かに軽くなった分疲労は少なくて済む良い方法だとは思いますが、「命の次に大切な荷物を置いていく」というのは、私にはどうもできそうもありません。
↑ 8合目分岐がだいぶん小さくなって見えています、 雌阿寒岳も少し見下ろす感じになってきたようです!
↑ 道の砂礫もだいぶん少なくなってきたようで、ずっと歩きやすくなってきました!
画像をご覧いただくと分かると思いますが、阿寒富士の登山道の大部分はザクザクとした火山灰を敷き詰めたような道です。
↑ 地べたの色が赤っぽく変わってきたような感じ…。
↑ 雲が流れてきたのかな? 雌阿寒岳がガスってきたようです。
後ろ足に力を入れて前に足を出して進もうとしますが、その肝心の後ろ足がズルッとなってしまい、入れた力の半分も働かないのでなかなか前へ進めません。
↑ こっちの阿寒富士の方も時々ガスって白っぽくなり…。急がないと雲に覆われてしまうかも…?
↑ 南の方から西の方へ眼を移すと、「オンネトー」が見えてきました。
ところどころ砂礫が薄くなっている所もあるのですが、そんな調子が上の方までずっと続いていました。
↑ さらに北の方には、雲が流れてきている雌阿寒岳が見えます。
↑ 再度視線をオンネトーに戻します、 その全貌が見えています。
道端には植物類もほとんど見えず、ただひたすらにザクザクと闘いながら懸命に足を運びました。
↑ さらにズームズーム、「オンネトー展望台」も見えています。
↑ 上を見ると、傾斜が緩やかになり緑も点在して見えるようになってきました。
息が上がり汗びっしょりになって堪らず立ち止まり振り向いてみると、山頂に立つことができた雌阿寒岳の噴煙を上げている姿に、「次は阿寒富士だ!」と励まされました。
↑ 地肌が一面に赤っぽくなり、標識らしいものが立っているのを発見! 足取りも軽くなった感じがしました。
なにせ山登りは好きなんですけど、その途中は辛いし風景など単調で「ここで引き返したら…」何てつい挫けそうな気持になってしまいうことがよくあります。
↑ ひょっとしてこの標識は…? 期待に胸が膨らみます!
そんな気持ちを押しとどめさせるのは、「ここまで来たのだから…、やっぱり山頂からの景色が見てみたい…」「ここで止まったらお終い、歩き続ければ必ず着く!」という思いです。
足寄から阿寒湖方面へ国道241号線を走っていると、「雌阿寒岳・阿寒富士」がきれいに見える所が(天気次第ですが)あるんです。
いつもそこを通ると思うのが「いつかあの二つの山に登ってみたい!」でした。
↑ 期待通りの阿寒富士山頂の標識でした、ついに到着しました。
あともう少しで、その願いが叶おうとしているわけですから、もう進むしかありません!
↑ 喜んでばかりはいられないようで、双方の山に雲が少しずつ迫ってきているようです。
やはり「阿寒富士山頂」を告げる標識で、ついに山頂に着くことができました。
長年思ってきた一つの願いが今叶ったわけで、本当に感無量でした。
山頂からの眺めを堪能し、緩やかな傾斜の山頂付近の様子も見て歩きました。
下界から眺めると雌阿寒岳と違って穏やかな感じがする山容の阿寒富士ですが、その山頂付近の様子はまさに火山のそれでした。
↑ 阿寒富士の山頂からさらに奥の方の様子です。
いつも目にしている富士山のような優雅な姿とは打って変わって、「滑落!」を思わず連想させる断崖絶壁のような所もありました。
↑ 山肌がゴツゴツとしていて、まさに火山のそれです。
思いがけない姿を見ながら感激していましたが、じわりじわりと下の方から雲が山肌を伝って登ってきているようでした。
このままのんびり過ごしていると、雲に覆われて白い世界に閉ざされてしまいそうです。
↑ 厳しい火山の山でも、こんな花も見ることが出来ました。
向いに見えている雌阿寒岳の山頂にも雲がかかり始めていました。
山の厳しい環境にもかかわらず咲いている花の姿も見ることもできました。
その眺望も充分に堪能でき、雲も「早く帰れ、帰れ!」と言っているようなので、早々に阿寒富士から退散することにしました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 雌阿寒岳」を参考にさせて頂きました。
ご訪問いただき、ありがとうございました。
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