『道東の旅Ⅲ』-豊似湖その1-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
「道東の旅Ⅲ」シリーズは、今回と次回の2回に分けて「豊似湖(とよにこ)」の様子を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)9月下旬)
豊似湖は、日高振興局管内えりも町字目黒地区にある日高山脈襟裳国定公園内にある自然湖です。
↑ 国道336号線・黄金道路から目黒地区で豊似湖へ向かうために林道へ入ります。
馬の蹄(ひづめ)の形に似ていることから「馬蹄湖(ばていこ)」と呼ばれたり、ハートの形にも見えることから「ハートレイク」とも呼ばれたりしています。
↑ 「目黒生活館」付近にあった案内看板「豊似湖まであと8.7㎞」、いよいよ豊似湖へ向かいます。
↑ 少し進んだ所の案内看板「豊似湖まであと7.9㎞」
北海道土産として有名なお菓子のCMに採用されテレビで流されたことにより、その名前が一躍全国的に知られることになりました。
↑ さらにまた案内看板「豊似湖まであと6.2㎞」だんだん近づいていきます。
「北海道三大秘湖」と呼ばれる「オンネトー(足寄町)・東雲湖(しののめこ;上士幌町)・オコタンペ湖(千歳市)」がありますが、この豊似湖は残念ながら含まれていません。
↑ 「とよにばし」を過ぎた辺りの分かれ道、左へ進みます。
豊似岳の東方、標高260~270m程に位置し、最大水深約18m、周囲は約1㎞で、近くには2級河川の猿留川(さるるがわ)が太平洋に流れていますが、直接湖に流入・流出する河川のない内陸湖です。
↑ 「猿留川」に沿って走る林道をさらに奥へと進んで行きます。
国道336号線・黄金道路から目黒地区で林道に入り、その途中から道幅が狭い砂利道となり、約9㎞ほど走るとトイレが設置されている無料の駐車場(普通車で5台分くらいの広さかな?)があります。
↑ きれいなトイレのある駐車場に着きました。 湖畔までもう少しです!
そこから山道(日高の山奥ですから、考えたくありませんがヒグマが出没する危険は十二分にあります)を200m程歩いて行くと、待望の豊似湖畔に着きました。
↑ いろいろな内容の看板と入山届用紙が入っているボックスもありました。
周囲をうっそうとした針葉混合林の原生林に囲まれ、いつヒグマが出てきてもおかしくない雰囲気漂う真っ只中で、私はクマ避け鈴に望みを一心に託し、開き直りながら神秘的な青い湖面をしばらく見つめていました。
↑ 豊似湖畔まであと200mの所までやってきました、 もうすぐです!
日高振興局などが開催するイベント「豊似湖一周森近感ウォーキング」が2019年は10月末に行われ、湖畔を1周する散策路(約1㎞、30分程度)も整備されており、湖畔(駐車場は湖の北側)から湖南側への「沼見峠」を含む散策コースが人気だそうです。
↑ わずか200m、されど200m、静まり返ったこの雰囲気が堪りません、鈴の音だけがチリーン!と響きます。
↑ おっ!見えてきました豊似湖が…。
この辺りはエゾシマリス、キタキツネ、エゾシカ、ヒグマなどに加え、氷河期の生き残りといわれるナキウサギの繁殖地でもあり、北海道は「豊似湖鳥獣保護区」としています。
↑ 着きました豊似湖畔!…やっと出会えました…。
私はこの後、止せば良いのに「猿留川山道から沼見峠」に登って、「高い所から豊似湖を見てみたい」という命知らずな野望を抱いてしまい、性懲りもなく行動に移してしまったのでした。
その様子は次回に紹介したいと思っています。
※ ウィキペディアフリー百科事典「豊似湖 」などを参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
※青字部分をクリックすると、そのページが表示されます。
※これまで掲載した記事をご覧いただくには、「ホーム」ページの「インデックス」をご利用ください。