『道北の旅Ⅱ』-姫沼展望台・姫沼園地-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「姫沼展望台・姫沼園地(ひめぬまてんぼうだい・ひめぬまえんち)」(利尻富士町鴛泊)を紹介します。
(訪問日:2019年(令和元年)7月下旬)
「海の駅おしどまり」を後にして、“利尻島一周の旅”と銘打って出発しました。
地図をみて頂ければ一目瞭然なのですが、利尻島は北西から南東に斜めに楕円形をした形で、その島の海岸沿いにグルっと一周道道105号線と108号線が走っています。
今回私は「鴛泊港を出発点として時計回り(右回り)に車を走らせながら時間の許す限り主な観光地を巡って行こう!」と計画しました。
この日は、早朝から曇り空で利尻山には灰色の雲が垂れ込めていて、およそ半分から上の姿は望めませんでした。
「昨日のうちに利尻富士に登っておいて良かった!」と思いながら何度その姿を眺めたことでしょうか…。
野営場を発つときにも何組かの登山者らが登って行く姿を目にしましたが、天気だけはどうしようもありません。
無事に下山して来られることを祈らせていただきました。
「姫沼展望台」は、鴛泊フェリーターミナルから道道108号線を東へおよそ3㎞くらい行くと「姫沼口」の標識があります。
そこで右折して脇道に入り、結構急な山道を上がっていきます。
二つ目の急カーブを過ぎ辺りにこの「姫沼天望台」はありました。
標高は約65mで、ベシ岬や礼文島などが展望できます。
姫沼園地に向かう途中にあり、周囲には樹木が茂っていますので眺望はあまりよくはありません。
もう少し坂道を上がった所で、幅が少し細めの道路「道道1076号;利尻富士利尻自転車道線」と交差しています。
道道1076号;利尻富士利尻自転車道線は、起点が「野塚展望台」(次回で紹介する予定)で、利尻富士町から道道105号に沿うような形で島の北部を通り、富士岬から南下して利尻町沓形(くつがた)の「運動公園」(終点)を結ぶ全長24.9㎞の自転車歩行者専用道路です。
その途中では、「ウミネコのコロニー(集団繁殖地)」があったり、車やバイクでは見ることができない「湾内大橋から景色」が見られたりするそうです。
「湾内大橋」は、全長193mで地上からの高さが60mあり、この自転車道の一番最い所となっていますので、その眺めは鴛泊湾やベシ岬に加え、後ろには利尻山の姿も見ることができます。
残念ながら時間的に余裕がなかったので、この自転車道は今回パスしてしまいました。
さらに坂道を進んで行き、今回のメインである「姫沼園地」に向かいます。
駐車場や売店などがある所から遊歩道を約100m、2~3分ほど歩いて吊り橋風の「想い出橋」を渡ると姫沼湖畔に到着しました。
天気の良い日には、湖面に利尻山が映る「逆さ富士」を楽しむこともできます。
でも、その日の利尻山は厚い雲の中、見ることは叶いませんでした、期待していたのですが…。
姫沼はほぼ円形をしていて、標高130m、周囲約800m、深さ約2m(最大深度約4m)、自然にできた湖かと思っていたのですが、実は「人造湖」でありました。
1917年(大正6年)に3つの小さな沼を堰き止めて造られ、近くにある「姫沼湧水」が流れ込むことによって水位が増しました。
その際に、淡水魚の漁業奨励のため「ヒメマス」を放流したことから「姫沼」との名が付けられたそうです。
原生林に囲まれた沼の周囲には遊歩道(木道)が整備されていて20分程度で一周できるそうです。
また、遊歩道から分岐して利尻山登山コースの入口の一つである北麓野営場へ通じる「ポン山姫沼探勝路」(所要時間;1時間30分ほど)があり、自然散策を楽しむこともできます。
※ ウィキペディアフリー百科事典「利尻富士町観光協会ホームページ『利尻島景點導覧 #姫沼』」、「Good!Hokkaido!『利尻島の姫沼と姫沼展望台』」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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