『登山日記・雌阿寒岳』-山頂へ・前半-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「山頂へ・前半」として、その様子を紹介します。
(訪問日:2018年(平成30年)8月上旬)
雌阿寒岳(めあかんだけ)は、阿寒湖の南西に位置する阿寒山群の主峰(ポンマチネシリ)で標高1499m、今も活発に火山活動を続けている活火山です。
↑ 雌阿寒岳から北東の方角です、直ぐ手前に「剣ヶ峰(けんがみね)」、その奥に「阿寒湖」が広がり、その阿寒湖の向こうに「雄阿寒岳(おあかんだけ)」が見えています。さらに遠くの山並みの中・雄阿寒岳の左の方に「斜里岳(しゃりだけ)」も見えるそうですが…(この日は霞んでいて見えません)。
登山コースには三つあり、一番距離が長い「阿寒湖畔(あかんこはん)コース」(6.0㎞、登り3時間、下り2時間;阿寒湖畔に登山口があります)、一番短い「野中温泉(のなかおんせん)コース」(3.3㎞、登り1時間50分、下り1時間20分;野中温泉手前に登山口があります)。
そして、今回私が登った「オンネトーコース」(4.2㎞、登り2時間20分、下り1時間40分;オンネトー野営場に登山口があります)、「山と高原地図」等で見ると距離的には2番目でしたがコースがなだらかそうな感じがしたので決めました。
↑ 雌阿寒岳火口の北から東の方から伸びる尾根を歩き剣ヶ峰の右側へ下りて行くのが、三つある登山コースの中で一番長い「阿寒湖畔コース」となります。
登りに要する時間が「2時間20分」とありましたが、それはあくまでも標準的な方の例で、私は4時間近くかかったのではないかと思います(初めは時計を見て時間を測っているのですが、いつも途中から余裕がなくなり…)。
↑ 雌阿寒岳から南の方角に見える阿寒富士、視線を徐々に西の方へ回していきます。ゴツゴツとした山肌の奥の方にも噴煙がゆっくりと上っているのが見えました。
早朝とはいっても周囲が明るくなり登山道がハッキリ見えるようになってから登り始め、アカエゾマツの森の中からハイマツの樹林帯、さらに森林限界を超えて阿寒富士に迎えられながら9合目も過ぎ、4時間近くかけもうすぐ山頂という所までやってきました。
この辺までくると、ゴーゴーという音と共に左手の大きな火口の中に立ち上がる噴煙を見ながら、その火口外輪に沿って歩き山頂へ向かうことになります。
雌阿寒岳山頂を含んだこの火口の周辺を「ポンマチネシリ」と呼んでいるようです。
火口を正面に見て、左側奥の内壁辺りからモクモクを盛んに噴煙が上っています。
8~9合目辺りを歩いている時に山の上の方に見えていたのがこの噴煙だったようです。
その噴煙が出ている所の手前には底が浅い火口があり、そこは約700年前の噴火によってできた「旧火口」のようです。
登山道を少し登って行くと、さらに音をたてながら噴煙を噴き出している穴が外輪山の内壁にハッキリと見えていました。
↑ 「花よりダンゴ」がモットーの私ですが、道端でこんな花を見つけたので “パチリッ!” としてみました。
※ ウィキペディアフリー百科事典「雌阿寒岳 」を参考にさせて頂きました。
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