『道北の旅Ⅱ』-利尻北麓野営場-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「利尻北麓野営場(りしりほくろくやえいじょう)」(利尻郡利尻富士町鴛泊自然休養林内)を紹介します。
(訪問日:2019年(平成 令和元年)7月下旬)
時計を見ると、フェリーは定刻通りに鴛泊港に入港したようです。
修学旅行の青函連絡船はすごく大きな船で、確か夕方位に乗船して、立ち入れる所も限られていました。
周囲が暗くなるまではデッキ等で海を見て過ごしましたが、後は2等船室でごろ寝という感じだったと記憶しています。
↑ 利尻北麓野営場に着きました。
今回のフェリーはそこまで大きな船でないので、船尾の方から船首の方まで割と見えました。
タグボートで押すでもなく船がどうやって港の岸壁ぎりぎりまで寄って停泊できるのか、大変興味がありました。
↑ 利尻北麓野営場、右へ進むとバンガローに隣接した第1駐車場です
車両甲板から出る時は入る時の逆でバックでなく前進、特段ビビることも気負うこともなく何の心配も不安もありませんでした。
接岸の様子を見て撮影に夢中になっていたら、車と一緒に下船しなければならないことをすっかり忘れていました。
↑ 利尻北麓野営場管理棟の前の道を進んで行くと、利尻山へ続く登山道につながっています。
「はっ! 車っ!」、「私の車の後ろの車が出られない!…かも?」、慌てて車両甲板に駆け下りて行きました。
行ってみると、驚いたことに広い広い車両甲板に我が愛車だけがポツンと取り残されていました。
「しまったっ!、早く出て行かないと…」、「すいません!」と謝り、超急いで車に乗り込み、エンジンを始動しました。
近くにいた係員の方は、何もおっしゃらずに無言で進行方向へ腕を振り振り、優しく下船を促してくださいました。
↑ 携帯トイレを入れる箱です。
私は、安堵し急ぎつつも慎重に車を進めながら考えていました。
「車を止めた時、前後の車間距離もそんなに広くなかったのに、他の車はよく出て行けたな…、不思議…」
↑ 利尻北麓野営場管理棟
時刻は午後5時近く、何とか無事に待望の利尻島に上陸することができました。
全く土地勘のない利尻島、とりあえず道端に車を停め、用意しておいた島の地図を荷物の中から探し出しました。
でも、地図を見ても現在位置がどこだか分からない(鴛泊港付近にいることは確かですが)ので、この後…右? 左? 真っ直ぐ? 迷ってしまいました。
↑ 利尻北麓野営場の案内板、利尻山への経路や登山中の注意などが書かれてありました。
この後の予定として、今夜の「ねぐら」と決めていた「北麓野営場」を探すこと、コンビニを探し晩飯などの買い物をすること、できればひと風呂浴びて今日の疲れを癒し明日の登山に備えたいこと、の三つです。
↑ 明日はいよいよ利尻山へ登る予定です、ただ一つ明日の天気だけが気になります。
いくら地図を見てもらちが明かないので、「犬も歩けば棒に当たる」まずは少し走ってみることにしました。
前もって調べていたのですが、島には3軒くらいのコンビニが点在していて、鴛泊港の近くにも1軒あるようでした。
↑ 利尻北麓野営場管理棟の正面入り口、右横にある家の形をしたボックスが入山申請書の
投函ポストです。
ガソリンスタンドは直ぐに見つかりましたが、店内に人影が見えず営業が終っている様子。
「えっ?まだ5時過ぎだよ、 早っ! もう閉店、信じられない!」
次にコンビニも見つかりましたが、陽はまだ高く晩ご飯には早いので、まずは「北麓野営場」を見つけることにしました。
↑ 利尻北麓野営場管理棟の横に炊事場があります、この道を進むと登山道です。
北麓野営場は、「利尻島自然休養林」という大きな施設の中にあるらしいので、どこかに表示板や道標が立っているはずと思っていました。
それにしても持ってきた地図が大雑把な地図で、国土地理院とかグーグルとかのもっと詳しい地図にしておくべきだったと後悔しました。
↑ 登山道の入口です、車止め? の上にスズメが7羽停まっていました。
北麓野営場は利尻山への登山道入口にもなっているので、「山と高原地図」にも出ていて見つけやすかったです。
↑ 左の柵に4羽、右の柵に3羽…
着いてみると、北麓野営場の管理人はもういませんでした。
車中泊の駐車場利用料金を聞こうと思っていたのですが…。
おそらく午後5時で帰られたのだろう(役場等と同じ)と思いました。
↑ こちらが左の柵の4羽
今夜のねぐらの北麓野営場は確認できたので、あともう一つ「温泉」の場所を確認したいところです。
地図を見ながら、それらしい所を探してみたのですが、見つかりません。
↑ こちらが右の柵の3羽
明日のことを考えると、今日は早く風呂に入り、早く飯を食べて、早く寝ることが肝心!
これは地元の人に聞いた方が早いと悟り、買い物ついでにコンビニの店員さんに聞いてみようと思いました。
↑ どうやら、右の柵から1羽逃げ出してしまったようです!
北麓野営場探しの中で見かけたコンビニへ向かい晩飯と発泡酒を買い、忘れずに温泉の場所も聞きました。
何と! 北麓野営場へ行く道の途中にあることが分かり、すごく感激しました。
↑ 管理棟のすぐ下が第1駐車場、そのすぐ下にも大きな第2駐車場があります、ただ入口が少し離れた所にありました。このバイクの上の荷物がカラスに荒らされていました、近づくとすぐ逃げ出しましたがバイクの方は気をつけて下さい。
コインランドリーも完備されていて、入浴料金も500円という銭湯的なリーズナブルな温泉です。
私が今回の滞在中に大へんお世話になった温泉「利尻富士温泉」(シャンプー、ボディ―ソープも完備、タオル1本あればOK)です。
※ ウィキペディアフリー百科事典「利尻島 」、「利尻富士町ホームページ『観光・登山「キャンプ情報・北麓野営場」』」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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