『登山日記・恵庭岳』-オコタンペ湖展望台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「オコタンペ湖展望台」を紹介します。
(訪問日:2018年(平成30年)8月上旬)
前回では何事もなく無事に下山することができ、入山届に下山時刻を記入し駐車場に戻りました。
まだまだ陽は高く時間もあったので、今回も「オコタンペ湖展望台」に立ち寄ることにしました。
登山を断念した前回も帰りに寄ってみたのですが、「霧のオコタンペ湖!」状態で「一面の白い世界」何も見えず、しかも雨にまで降られてしまった散々な一日でした。
↑ 着いてみると、「オコタンペ湖展望台」はこんな感じで、葉が生い茂る木々の向こうに…
今回は天気も大へん良いので、大いに期待しながら展望台へ向かいました。
着いてみると、北海道は夏真っただ中の8月! 当然青葉がここぞとばかりに生い茂っています。
その茂る葉っぱの間からオコタンペ湖の姿を垣間見るしかありません。
↑ 枝の隙間から「何とか愛しい!?オコタンペ湖の姿を見たい!!」と、あちらこちらにある葉の隙間をのぞき回りました。結果、上の画像にあるように見ることができました。
オコタンペ湖は、千歳市(ちとせし)の西部・支笏湖(しこつこ)の北西約7㎞程の所にある小さな湖です。
支笏湖との標高差が300m、周囲約5㎞、最大水深20.5m、西岸には高層湿原もあります。
足寄町の「オンネトー」、上士幌町の「東雲湖(しののめこ)」と共に「北海道三大秘湖」と呼ばれています。
↑ それでも満足できません、2回もここに足を運んだのです。「このままで帰るのは悔しい」、とさらにグッドなアングルを求めてシツコク探し回りました。
湖の名前は、アイヌ語の「オ・コタン・ウン・ぺ」(川下に村がある)に由来しています。
オコタンペ湖から流れるオコタンペ川は支笏湖へと流れていきますが、「その川下辺りには温泉が湧いていて人が集まり小さな村ができた」ということのようです。
天候や太陽の光の具合によって、湖水がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変化します。
↑ 格闘すること数十分、何とか見つけて撮ったのが上の画像です。オコタンペ湖展望台から見えるのは、地図で見ると湖の東端の一部のようです。西の方へとまだまだ大きく広がっているはずですが、見られないのが残念です。
道道78号線の西側の方には、湖水が滝のように流れている「オコタン渓谷」があるのですが、木々の陰になっていて見ることはできません。
湖周辺は「支笏洞爺国立公園」の特別保護地区に指定されているため、立入が禁止されています。
アクセスは、支笏湖温泉街から札幌市南区方面へと繋がっている国道453号線、恵庭岳の北麓にある分岐で道道78号線に入ります。
およそ3㎞程進んだ路側沿いにオコタンペ湖展望台があります。
「 『漁岳周辺森林生態系保護地域とオコタンペ湖』(説明板より)
オコタンペ湖周辺は図に示すように、漁岳周辺森林生態系保護地域(設定目的などは後ろの標板に記載)となっており、標高千三百十八メートルの漁岳を中心に南に小漁山とフレ丘が尾根を重ね、それら東にオコタンペ湖は位置します。湖区域の森林は標高六百メートルから千三百メートルの範囲内にあり、大雪山など道央のエゾマツ、トドマツ林から渡島半島のブナ林の移行地域として重要な地域です。
眼下に見えるオコタンペ湖は、約三万年前、支笏湖カルデラ生成後、噴火し、恵庭火山の噴出物が沢をせきとめて形成された湖です。支笏湖より三百メートル以上高地にあり、湖の水は、急崖を滝となって落ち、オコタンペ湖川になり支笏湖に注いでおります。
湖の周囲は、トドマツ、エゾマツなどの針葉樹とミズナラやダケカンバなどの広葉樹が混交する森林となっています。これらの森林に取り囲まれた湖水はエメラルドグリーンとなり、神秘的な雰囲気を醸し出すとともに、北海道三大秘湖のひとつといわれています。
オコタンペ湖は、周囲約五キロメートル、最大水深約二十メートルでアメマス、エゾサンショウウオ、ザリガニなどが生息しています。また、鳥類では、オシドリ、マガモなどが飛来します。
北海道森林管理局
石狩森林管理署 」
※ ウィキペディアフリー百科事典「 オコタンペ湖」、「環境省 支笏湖ビジターセンター サイト:オコタンペ湖」を参考にさせて頂きました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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