『道北の旅Ⅱ』-北緯45度モニュメント、他-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、道道106号線沿いに見られる「北緯45度モニュメント、他」を紹介します。
オロロンライン(国道232号線)を北上し、天塩町市街地で道道106号線に入ります。
道道106号線は稚内市街地に入るまで、そのほとんどが日本海岸沿いを真っ直ぐ(正確には多少の曲線もありますが…)北上している道路です。
景色などにあまり興味のない方や何度となくこの道を走っている方などにとっては、単調この上ない道ではないかと思います。
また、距離が長い割りに沿道にはコンビニやドライブインなどがほとんどなく、所々にポツンと公衆トイレがあるくらいです。
そのトイレのある場所というのがだいたい今回紹介する近所にありますので、私はこの道を通ると必ずと言って良いほど何度も立ち寄っています。
そのため、以前に紹介した記事と同じようなことを今回も書いているかもしれませんので、申し訳ありませんが予めご了承ください。
北緯45度モニュメント
およそ3㎞に渡って風力発電機がズラッと立ち並ぶ光景はいつ見ても圧巻の一言、その「オトンルイ風力発電所」を過ぎ6㎞程の所に「北緯45度モニュメント」はあります。
北緯45度の線というのは東西に地球をグルリと一回りしていますので、道内にそのモニュメントが設置されている所(例えば、「枝幸町の北緯45度国際広場」など)がいくつかあるようです。
ここ幌延町のモニュメントは、「North」(北)の「N」をかたどったものです。
その台座には「赤い線」(多分、北緯45度線が通っているという意味?!)が引かれていて、芸の細かい配慮が成されています。
私が(勝手に)思っているここのすばらしさは、このモニュメントだけではありません。
それは、海上に浮かぶ利尻山(利尻富士)が一緒に見えるところで、本当にすばらしい眺望です。
でも、これは行けば必ず見えるとは限らず天候によっては見られないことも多々あるわけで、幸運にも今回はその姿を見ることができました。
稚 咲 内 園 地
北緯45度モニュメントを後にして、さらに北上することおよそ11㎞ほど進んだ所の海側にポツンと一軒の建物(レストランのようでしたが、その日は営業していませんでした)があります。
その入り口には「砂丘のえき」と書かれた標示板があり、駐車場へ入って行くとさらに「国立公園 サロベツ海岸」とありました。
さらにさらにその横から海岸の小高い砂丘へと「木道」が延びていました。
咲いている花は、というと「ハマナス」と「ハマエンドウ」くらいしか私には見つけられませんでしたが、木道の途中に「稚咲内園地(ちさきないえんち)」と書かれた看板がありました。
残念ながら木道を巡って歩く時間まではなかったので、そこから引き返してきました。
こ う ほ ね の 家
稚咲内園地を後にして、さらに道道106号線を北上します。
利尻礼文サロベツ国立公園内にある唯一の休憩施設「浜勇知展望休憩施設 こうほねの家」です。
建物の前には「浜勇知園地(はまゆうちえんち)」と呼ばれる「コウホネ沼」の周りを巡る散策路があり、その屋上からはまた日本海に浮かぶ利尻山(利尻富士)が見られ、「夕陽の絶景スポット」となっています。
建物の横には、大きな岩に刻まれている俳優・森繁久彌(もりしげひさや)さんの歌碑も建っています。
「花茄子の 咲きみだれたる サロベツの 砂丘の涯の海に立つ富士」(森繁久彌)
「こうほね」とは、初夏から夏にかけて睡蓮に似た黄色い花をつける水生の多年生草本で、根茎を縦割りにして乾燥させたものを「川骨(せんこつ)」といい、止血、鎮静、強壮、健胃、利尿などの作用がある漢方薬だそうです。
ご訪問頂きありがとうございました。
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