『登山日記・恵庭岳』-六合目から-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、恵庭岳の「六合目」辺りの様子を紹介します。
いつものことなんですが、「ハア~ハア~、ゼエ~ゼエ~」言いながら重い体と重い足を進め、堪らなくなると立ち止まってはひと休み、ついでに周囲の様子をキョロキョロと。
呼吸が落ち着くとまた歩き出す…、…の繰り返し。
林の中では周囲の様子もほとんど変わらず、ただ黙々と歩くのみになってしまいます。
新三、新四合目を過ぎた辺りからは樹木の中をず~~っと歩いていて、途中の「五合目」の標示板を見逃してしまったようです。
ふと視線を前方上の方へ向けると、「六合目」の標示板が見えてきました。
「あちゃ~、五合目をとばしてきてしまったや! …まあいいか、帰り道で撮ればいいや…」
「五合目まで戻って撮る」なんてことは私の辞書には100%ありません。
「前進あるのみ!」です(正直、やっとここまで来れたのに戻ってまた登るなんてまっぴら御免なだけなんですが…)。
そうこうして歩いていると、今度は「登り専用」の標示板が目に飛び込んできました。
「おっ、あれが噂の『登り専用』の坂道か?! おおっ、やっとここまで来れたんだ」
事前勉強で他の方々の恵庭岳登山のブログを読ませて頂きましたが、その中に必ず出てくるのがこの「登り専用」の坂道です。
「ほ~っ、ちゃんとロープもあるやないかい。まさにブログにあった通りだ!」と、その坂道の様子を眺め思わず感嘆してしまいました。
あるブログの中で、「こうした所のロープも100%信用しない方が良い」とも書いてありました。
「大自然の厳しい風雪にさらされている訳ですから老朽化し弱っているかもしれません、慎重に」ということです。
実際よく見てみると、100%ロープに頼らなくても四つん這い覚悟で行けば登り切れない坂でもなさそうでした。
「登り専用」があるのなら、当然「下り専用」もなくてはいけません。
そうでないと登るばっかりで下山できません、山の上は人であふれかえってしまうことになります。
ということで、こちらが帰りにお世話になるはずの「下り専用」の通り道になります。
登り専用の坂道を上り、さらに進むと所々に立入禁止のテープやトラロープがある中に、少しずつ樹木の間に見える視界も開けてきました。
そして、「支笏湖」と「青い空」が目に飛び込んできました。
眼下には一面に広がる樹海、その奥に青い水を湛えている支笏湖。
それらの景色からかなり高い所まで登ってきていることが分かり、「頂上も近いんじゃないか」と感じました。
それまで周囲は木々ばかりだったのが、山頂方向に目を移すと青い空の広がりが目に眩しく映りました。
空が「おいでおいでしている」ようで、それまでの疲れを忘れさせてくれたように思いました。
現金なもので、空を見て気分がリフレッシュし山頂を目指す気力がグッと湧いて、足取り軽く再び登り始めた私でした。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 恵庭岳」を参考にさせて頂きました。
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