『道東の旅Ⅱ』-北太平洋シーサイドライン-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「北太平洋シーサイドライン」の様子を紹介します。
前回紹介しました「アゼチの岬」を後にして、根室方面へ向かいました。
それは、今回の旅のもう一つの目的に、2016年(平成28年)3月で廃駅になった「花咲駅」の取材があったからです。
霧多布大橋を渡って右折し道道123号線「別海厚岸線」を北上します。この道路の左手には「霧多布湿原」が広がっています。
後静辺りの海岸からの眺望です
時間に余裕があったらゆっくりと見ていきたいところでしたが、今回は先を急いでいましたので道端から写真を数枚撮るだけにしました。
進行方向(根室方面)右側は海岸線が続いています、左側には時々このような沼が現れます
湿原が途切れる辺りの交差点を直進して道道142号線「北太平洋シーサイドライン・岬と花の霧街道」に入り「初田牛(はったうし)」方面へ向かいます(左折すると「釧路」方面に向かいます)。
「ポロト湖」は北海道でも白老町にある湖ですが、ここは「ポロト沼」というそうです。
※北太平洋シーサイドライン・・・十勝の広尾町から根室市の納沙布岬までの全長321㎞の海岸線を走る道路の総称。その中でも釧路市・厚岸町・浜中町の海岸線の道路を「岬と花の霧街道」と名付けています。
間もなく「後静(あとしず)地区」に差しかかりました。この辺りには、畑正憲氏の「ムツゴロウ動物王国」があったそうです。また、この辺も湿地帯なのでしょうか、所々に水が溜まってできた沼がありました。
さすが酪農の盛んな道東ならではの標識を見かけました、そして牧草を貯蔵するサイロ、ドラえもんは灯油のホームタンクかな?
驚いたことにその沼の畔につがいらしい二羽のタンチョウヅルが見えました。
「こんなチャンスはめったにない」と思い、道端に直ぐに車を停めてそっと様子をうかがいました。さらに幸いなことに雛を二羽連れての食事中のようでした。
「千載一遇のチャンス!」とばかりに、即カメラを向けて撮影しました。
その時の様子は、『旅・徒然に -タンチョウの親子-』で既に紹介していますのでそちらをご覧ください(高価な望遠レンズ等は持ち合わせていませんし、それなりの映像ですので予めご了承ください)。
目の前に広がる浜中湾の沖合に見えているのは、湯沸埼灯台のある霧多布岬(湯沸岬)
さらに東へ進むと、霧多布岬の浜中湾を挟んだちょうど対岸に「羨古丹(うらやこたん)駐車公園」があります。
※羨古丹(うらやこたん)駐車公園・・・羨古丹とは、アイヌ語で「簗(やな)・網の集落」という意味。1831年(日本:江戸時代)にオーストラリアの捕鯨船レディ・ロウエナ号が停泊し、乗組員が上陸した場所としても有名です。
※簗(やな)・・・河川の両岸あるいは片岸から列状に杭や石、竹のスノコで水路を遮断し、誘導されてきた魚類の流路をふさいで捕獲する漁具・仕掛けのこと。
さらに道道142号線を東へ向かいます。
「落石」を過ぎて「根室市」に至る手前の交差点で道道310号線に入り、およそ1㎞程進んだ所にある「旧花咲駅」に寄りました。
その時の様子も『根室本線駅巡り-旧花咲駅-』で既に紹介していますので、そちらをご覧ください。
※ ウィキペディアフリー百科事典「 北太平洋シーサイドライン」「羨古丹(ウラヤコタン)駐車公園」等を参考にさせて頂きました。
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