『北海道のダム』-当別ダム-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「当別ダム」(北海道石狩郡当別町)を紹介します。
ダムは様々な事業者によって計画・建設・管理が実施されています。政府直轄事業者(国土交通省など)、地方自治体(都道府県など)、電気事業者(各電力会社)などです。
政府直轄のダムは「特定多目的ダム」、地方自治体管理のダム(建設費の国庫補助を受ける)は「補助多目的ダム」などと呼ばれています。
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今回紹介する「当別ダム」は、道営ダムなので「補助多目的ダム」ということになります。そして、北海道が管理する多目的ダムの中では、屈指の規模の人造湖を持っています。
当別川・石狩川の治水及び札幌市・小樽市・石狩市・当別町の水道水源を目的として建設されました。
形式は「台形CSGダム」で、1980(昭和55年)に計画され、2012年(平成24年)に完成しました。そのダムによってできた人造湖は「当別ふくろう湖」と名付けられました。
※ 台形CSGダム・・・日本で開発されたダム形式で、セメントで固めた砂礫(されき)を台形に固めて建設するものです。骨材の優劣に関係なく材料を使用できるためコストの削減ができ、強度的にも満足できる工法なのだそうです。
堤高52m、堤頂長432m、湛水面積580ha、総貯水容量7450万㎥です。
当別ダムのある当別川上流には、さらにもう一つ「青山ダム(アースダム)」があります。
当別町市街地から道道28号線を北上し、「道民の森」へ至る途中に「当別ダム」はあります。さらに道道28号線を北へ進むと、東西に走る国道451号線に接しています。
そこを西へ向かうと「石狩市浜益」、東へ向かうと新十津川町から滝川市に至ります。夏の海水浴シーズンや国道12号線から海岸線を走る石狩国道(231号線)に出る時などにはよく利用させてもらう道路です。
ある時その辺りの道をドライブしていると、大きな橋等を造っている工事現場に差し掛かりました。その時は何を造っている工事なのか気にもしていなかったのですが、今思うとその工事は「当別ダムの建設」をしていたのでした。
こんな大きな工事現場に出会うのは珍しかったので、その様子を何の気なく写真に撮っていました。あの時通った道路、その周辺に見られた川や橋、野原などは、今はこの大きな「当別ふくろう湖」の底に沈んでいます。
私の好きなドライブコースでもありましたので、そんなことを思うと一抹の寂しさを感じてしまいます。
ただ冬ともなりますと、その辺りは雪で覆われ一面の大雪原になります。ダムの堤や建物は見えますが、「湖面」の存在を一瞬忘れさせてくれます。昔の面影のかけらが蘇ってくるような気がします。
ご訪問頂きありがとうございました。
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