『道央の旅Ⅰ』-西山山麓火口散策路・第2展望台-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
前回紹介しました「旧とうやこ幼稚園」から、今回は「第2展望台」へ向かいます。
とうやこ幼稚園から少し歩いて行くと、被災し倒壊した民家があります。
第2展望台に向かって遊歩道を歩いていきます、その横には「損壊した舗装道路」がありました。
さらに歩いて行くと、屋根に噴石を受けて穴だらけになってしまった工場が見えてきます。窓のガラスも割れてしまい変形した窓枠だけが残っているという状態です。
噴火当時の様子(写真)と説明が書かれている説明板
(写真:説明板より)
この工場は北海道のお土産としても古くから知られている有名なお菓子屋さんの工場でした。
その数あるお菓子の中でも私が小学生の頃からある洞爺湖名物が「〇〇いも」。
噴火活動により地中から隆起してきたボックスカルバート(函型管渠)
「〇〇いも」と名前に「いも」の文字が入っていますが、驚いたことに原材料には「いも」は使われてないそうなんです。
では、いもの代わりに何が使われているのか? というと、それが「大福豆」なんだそうです。
見た目にも食べた感じにも「いも」感が半端ないのに…驚きです。
かなり後になって私はその話を聞いたのですが、それまでは「いも」のお菓子だと100%心の底から思っていました。
そんなことを思い出しながら歩いていると、足元が枕木で造られた木道になりました。
(写真:説明板より)
その木道をさらに歩いて行くと、遠くに内浦湾(噴火湾)が見えてきました。天気によってはさらに海の向こうに「駒ヶ岳」の姿も見えるそうなんです。
(写真:説明板より)
左の画像は2017年、右の写真は2001年に撮ったものです(ほぼ同じ場所から撮ったと思われます)
そんな景色を眺めながら歩いていると、「第2展望台」に到着しました。
第2展望台に着きました、小屋と太陽光発電のパネル、他にも何やら変わったものがありました
この日は内浦湾はよく見えましたが、その向こうに見えるという「駒ヶ岳」までは残念ながら見えませんでした
噴火する前は、この辺りにはお菓子や煮豆の原料などに使われる豆畑が広がっていたそうです。
これは2017年に私が訪れた時の第2展望台からの風景、遠くにゴミ焼却施設の煙突が見えています
こちらは2001年に撮られた第2展望台からの風景です、噴煙の向こうに煙突が見えます
2000年の噴火以来17年の歳月が流れ、火山灰の上にも緑が茂り時の流れと共にその様子も変わってきていますが、今もなお噴煙を上げている様子も見られました。
ご訪問頂きありがとうございました。
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