『道北の旅Ⅰ』-朱鞠内湖展望台・雨竜第1ダム-

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雨竜第1ダム こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。

 今回は、「朱鞠内(しゅまりない)湖展望台・雨竜第1ダム」を紹介します。

 前回紹介しました「朱鞠内パーキングエリア」から国道275号線を進むとT字路交差点があります。

 そこを右折し道道528号線・蕗之台(ふきのだい)方面に進みます。

朱鞠内湖展望台

朱鞠内湖展望台      朱鞠内湖展望台

朱鞠内湖展望台 朱鞠内湖展望台

 途中にはまたT字路交差点があり、直進すると蕗之台・雨竜第2ダム方面へ向かいます。

そこを右折し朱鞠内湖畔方面へと進みます。

朱鞠内湖展望台 朱鞠内湖展望台

朱鞠内湖 朱鞠内湖展望台

 少し行くと、またまたT字路交差点。

そこには「朱鞠内湖展望台」と「朱鞠内道立自然公園」の表示板があり、ちょっと寄ってみることにしました。

朱鞠内湖展望台 朱鞠内湖展望台

朱鞠内湖展望台      朱鞠内湖展望台

 以前、展望台には鉄骨造りで高さが10m程の「展望塔」がありました。

その頂上からは原生林に囲まれた朱鞠内湖やダムなどが一望できたそうです。

現在は、老朽化のために撤去されています。

 

殉職者慰霊塔

 まず目に着くのは「殉職者慰霊塔」です。前回も触れましたが、この地域は冬は-40℃にもなるという厳寒の地です。

多くの労働者が過酷な労働とその酷寒に耐えきれずに犠牲となりました。

殉職者慰霊塔         殉職者慰霊塔

 当時の労働や犠牲者についての資料が湖畔に建つ「光顕寺」に展示されているそうです。

私は先を急いでいたので立ち寄ることができませんでした。

益谷秀次(ますたにしゅうじ)氏の胸像

 駐車場の端にある東屋の近くには、「益谷秀次(ますたにしゅうじ)氏の胸像」があります。

益谷秀次氏胸像        益谷秀次氏胸像

 「益谷秀次さん・・・だれっ?」

台座の後ろに回ると「名羽線全通促進期成会」による「名羽線鉄道建設経過」という説明板がありました。

益谷秀次氏胸像        益谷秀次氏胸像

 氏は衆議院議長、副総理などを歴任された政治家で、 『名羽線全通促進期成会が名羽線鉄道建設を陳情したところ順調に事が運び着工することができた』 ということが書かれてありました。

※ 「名羽(めいう)線」は、名寄と羽幌を結び、羽幌炭坑からの石炭輸送等を目的に計画され1962年(昭和37年)に着工されました。

 石炭から石油へのエネルギー革命等により石炭産業は衰退し、路盤は8割以上完成していましたが路線の存在意義がなくなりつつありました。

 また、接続する予定の羽幌線が1987年(昭和62年)廃止になり、工事は中止され未成線となりました。

雨竜第1ダム

雨竜第1ダム 雨竜第1ダム

 石狩川水系雨竜川に造られた発電専用の重力式コンクリートダムです。

 堤高45.5m、堤頂長216m、湛水面積2373ha、総貯水容量2億2465万3千㎥、1939年(昭和14年)着工、1943年(昭和18年)竣工しました。

雨竜第1ダム 雨竜第1ダム

 完成当時、その湛水面積と総貯水容量は共に日本一でありました。

 現在では、総貯水容量は夕張シューパロダムに抜かれてしまいましたが、湛水面積はいまだに(多分これからも)日本一ということです。

雨竜第1ダム 雨竜第1ダム

 雨竜第1ダム建設と同時に雨竜土堰堤も建設され、その双方によって堰き止められてできたダム湖が「朱鞠内湖」です。

朱鞠内湖 朱鞠内湖展望台

雨竜土堰堤(うりゅうどせきてい)

 発電専用のアースダムです。堤高22m、堤頂長442m、湛水面積2373ha、総貯水容量2億2465万3千㎥、雨竜第1ダムと同時に1939年(昭和14年)着工、1943年(昭和18年)竣工しました。

残念ですが、中への立ち入りが禁止になっているようでした。

雨竜土堰堤 朱鞠内湖

朱鞠内湖展望台 朱鞠内湖

※ ダム建設に伴い工事用資材の運搬のために「深名(しんめい)線」の整備も行われました。

 深名線は、深川と名寄(なよろ)を結ぶ旧国鉄により施設された路線で、赤字路線であったため1995年(平成7年)廃止になりました。

朱鞠内湖展望台 朱鞠内湖

「えっ、 あんな所に車が停まってる! なんで?」と思わず驚いてしまいました。

 ご訪問頂きありがとうございました。

 

朱鞠内パーキングエリア 👈 今  回 👉 朱鞠内湖畔(朱鞠内湖畔キャンプ場)

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