『道央の旅Ⅰ』-静狩鳴き砂海岸-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「静狩鳴き砂海岸」(長万部町静狩地区)です。
私の観光案内付きロードマップで、「鳴き砂」(歩くとキュッキュッと音がする砂、「鳴り砂」とも言われます)を紹介している記事を見ました。
それによると、道内には三か所あることが書かれていて、その一つが長万部町の「静狩鳴き砂海岸」です。2003年に町内の小学生が見つけたそうです。
長万部町から豊浦方面に国道37号線(国道230号線との重複区間)を進みます。長万部町を出てから、JR室蘭本線の線路と道路が直線で約9㎞程並んで走っています。
私の車は、後ろからやって来た長い長い貨物列車に追い抜かされてしまいました。
道は二つに分かれていて、国道は直線が終わる辺りで左急カーブを描いて跨線橋を渡り、「静狩峠」へ通じています。
もう一つは、カーブの手前で右折して脇道に入り海岸沿いに見える集落(静狩駅もあります)へ向かう道です。
目ざす「鳴き砂海岸」は、静狩駅・集落の方へ進みます。すると、海岸の草原に入る入口があり、そこに「静狩鳴き砂海岸」という看板も立っています。
中に入ると、自動車を数台停められるような空き地があります。
私が訪ねる1週間程前には天候が悪くて、海が時化(しけ)たはずです。
期待しながら海辺に行ってみると、そのせいなのか? 砂浜には流木やらゴミやらが散乱している状態でした。
「綺麗な砂浜にしか見られない、環境のバロメーター」と言われる「鳴き砂」ですから、一目見ただけで「あれっ…」と諦めました。
「折角来たので念のために」と思い、砂浜を歩いてみましたが、やっぱり音はしませんでした。
少し歩きながら海の景色を眺めていたら、遠くの海上には「駒ヶ岳」や「室蘭港」が、近くには一時期大へん話題になった「小幌駅」の近くにある「イコリ岬」が見えました。
北海道には、他にも二か所あり「イタンキ浜」(室蘭市)と「小清水海岸」(小清水町)です。
鳴き砂は、粒に含まれる「石英」の割合や粒の大きさ、丸み等の条件が揃わないと鳴らないという珍しいものです。
※ 風切り音、波の音が入っていますので、音量に気をつけてご覧ください。
しかも何よりも「きれいな環境」ということで、前出の二か所では、毎年地域のボランティアの方達による清掃・保全活動が行われているそうです。
ご訪問頂きありがとうございました。