『夕張そぞろ歩き』-北の零年希望の杜-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
今回は、「北の零年希望の杜」(夕張市高松7)です。
映画「北の零年」は、2005年(平成17年)に公開され第29回日本アカデミー賞で多くの賞を獲得した行定勲監督による作品です。
主な出演者は、吉永小百合さん、渡辺謙さん、豊川悦司さん、柳葉敏郎さん等です。
「石炭博物館」です。かつて何度か見学に訪れた懐かしい場所です。
特に印象深いのは、「エレベータに乗って、地下深くにある石炭を採掘していた坑道まで下りて行き見学できる」というところです(今も当時と同じかどうかは分かりませんが…)。
初めて訪問した時は、「本当かな…、多分そんな訳ないよ!?」と半信半疑になってしまうくらいよくできた施設だなと思いました。詳しくは、「夕張市のホームページ」をご覧ください。
明治初期に起きた「庚午(こうご)事変」(「稲田騒動」とも言われる)の処分により、徳島藩・淡路島の稲田家は北海道静内へ移住開拓を命じられた形となりました。
渡辺謙さん、吉永小百合さんらが演じる稲田家家臣一同は、先遣隊として北の大地へ旅立ちます、「開墾すれば領地となる」という政府の言葉を信じて。
映画は、北海道の厳しい自然の中で苦しみもがきながらも生き抜いていこうとする人々の姿が描かれています。
稲田家当主を迎えるために用意された「殿の屋敷」です。 1年目の冬が過ぎ、やっと到着した殿も「移住命令が反故にされた」と告げて、家臣を置き去りにしたまま帰国してしまいます。
この椅子に吉永小百合さんを初め名立たる女優・俳優の皆さんが腰かけ休んだのかも知れません…。
特に夕張市では、多くのロケセットが組まれ撮影されたようです。吉永小百合さんの強い希望によりロケセットが保存されることになり、その一部が「石炭博物館公園」内の「北の零年希望の杜」で保存されています。
「火の見櫓(やぐら)」です。映画の中では、『「殿様御一行」が来たことを櫓の上から見つける』シーンに使われていました。それにしても、「過ぎた歳月の長さを実感できる思いのする火の見櫓の姿」とは思いませんか…?
「希望の杜植樹祭記念植樹」というのが行われたようです。「殿の屋敷」の前には、吉永小百合さんが植えた桜の木がありました。他の女優さん、俳優さん達が植えた樹もありました。
あちこち見て歩いたら、植樹された「年月日」が女優さん・俳優さんによってまちまちなのが分かりました。
あの「豊川悦司さん」もここに来て植樹されたということでしょうね…。釘が片っ方取れて、名札がぶら下がり状態でした。道具を何も持ち合わせていなかったので、残念ながら直して差し上げられませんでした、すいません。
ご訪問頂きありがとうございました。