『夕張そぞろ歩き』-南大夕張駅-
こんにちは、ご訪問頂きありがとうございます。
この歳(どの歳? 50代後半!)にもなりますと、年月の経つのが本当に早いこと、早いこと。
でも、一方では、やたら歳食ってるくせに、あれも!これも!とやり残していることの多さにも気付く今日この頃。
今回の「夕張そぞろ歩き」、その「夕張」を訪ねたのは、もう一昨年(平成27年)のことになってしまいました。
「高倉健さんが亡くなって1年」というニュースをきっかけに、思い立って「夕張」をぶらぶら見て回りました。
そして、ブログに書こうと思いながら、今日になってしまいました。
前置きはこのくらいにして、「南大夕張駅」を紹介します。
南大夕張駅は、「三菱石炭鉱業大夕張鉄道線」(夕張市清水沢駅から大夕張炭山駅:「大夕張鉄道線」等と略称される)の中の駅です。
夕張市清水沢で国道452号線に入り、シューパロ湖に向かって走ります。
そして、シューパロ湖手前2㎞程の国道沿いに「三菱大夕張鉄道車両保存地」(旧・南大夕張駅)があります。
大夕張鉄道線の歴史を大まかに紹介します。
1911年(明治44年)に大夕張炭礦専用鉄道(清水沢から南大夕張間)が開業、その後1939年(昭和14年)に清水沢から大夕張炭山まで延長され「三菱鉱業株式会社線」として開業しました。
1950年(昭和25年)には「三菱鉱業大夕張鉄道」、1956年(昭和31年)には「三菱鉱業大夕張鉄道線」へと推移していきます。
石炭輸送や林産品の輸送、さらに、沿線住民の足としても利用されていました。
その後、石炭産業が斜陽化し相次ぐ炭鉱の閉山等により1987年(昭和62年)に廃止になりました。
そして、大夕張線の廃止に伴い南大夕張駅も廃駅となりました。
※ 1911年(明治44年)は「二股駅」として開業、1918年(大正7年)に「大夕張駅」と改称、1929年(昭和4年)に「南大夕張駅」と改称。
2007年(平成19年)経済産業省により「近代化産業遺産」に認定。
1面2線の島式ホームを持つ地上駅でした。
現在は、駅舎は解体されてもうありませんが、ホームには車両が保存されています。
それらは、一時期荒廃していた時もありましたが、「三菱大夕張鉄道保存会」によって整備され、当時の力強い姿を見られるようになりました。
駅周辺には、「シューパロ湖」及び「夕張シューパロダム」があります。
シューパロ湖は、湛水(たんすい)面積が「朱鞠内(しゅまりない)湖」に次いで日本第2位、総貯水量が日本第4位となる日本でも五本の指に入る程の大きな人造湖です。
ご訪問頂きありがとうございました。
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