『旧国鉄広尾線の駅を訪ねて』-幸福駅ー
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今回紹介する旧国鉄広尾線の駅は、「幸福駅」(帯広市幸福町)です。前回紹介した「愛国駅」からは11㎞程の距離があり、その間には「大正(たいしょう)駅」がありました。
幸福駅は、1956(昭和31)年に幸福仮乗降場として開業し、その後、駅に昇格しました。廃止時点では、単式1面1線の地上駅で、開業時からの無人駅でした。ホームから離れたところに待合所がありました。
「幸福駅“Kofuku Station”“幸福站”」(看板)から
『この地域は元々「幸震」と呼ばれていましたが、福井県からの移住者が多かったので、上の字を一字ずつ取って「幸福」と言われるようになり、縁起の良さもあってその呼び名がそのまま駅名となりました。
1973年(昭和48年)3月にこの駅がテレビで紹介され、愛国駅から幸福駅行きの切符が「愛の国から幸福へ」のフレーズとともに人気となり、駅をテーマにした曲がヒットするなど大流行となりました。
1987年(昭和62年)に広尾駅は廃止となりましたが、駅舎周辺をふれあい広場として整備したほか、2008年(平成20年)には「恋人の聖地」に選定されるなど、市民・観光客に愛される帯広市を代表する観光スポットになりました。』
「愛の国から幸福へ-昭和の時代から現在まで愛され、多くの幸せが集う場所-」(看板)から
『幸福駅は、1929(昭和4)年に開通した広尾線の駅で、1956(昭和31)年に開業しました。
1973(昭和48)年3月、この駅がNHKのテレビ番組「新日本紀行」で「幸福への旅~帯広~」として紹介され、愛国駅から幸福駅行きの切符が“愛の国から幸福へ”のフレーズとともにブームに。
切符は4年間で1000万枚も販売され、二つの駅をテーマにした曲もヒットしました。1987(昭和62)年、広尾線は廃線となりましたが、観光スポットとして再スタート。
2013(平成25)年には駅舎の修復などを行い、新しく生まれ変わりました。あなたの大切な人と、またぜひお越しください。』
ご訪問ありがとうございました。