『登山日記』-樽前山・その2-

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 樽前山おはようございます、ご訪問ありがとうございます。

 前回に引き続き『樽前山登山日記』の二回目になります。久しぶりの樽前山登山、やっとのことで『外輪山取付』まで辿り着けた私でした(ったく!情けない。もう・・・反省です、日々の精進が大切)。道標があって、左へ行くと『西山』(標高994m)です。右へ行くと『東山』(標高1022m)です。

 標高からしても(そん時は標高?何て頭ン中にはありませんでした!)『東山』方面はさらに登り坂になっていて、私には『壁』のように見えました。一方、『西山』方面はと見ると、なだらかな緩斜面がずっと向うのちょっと小高い丘?!の上へ続いているように見えました。

樽前山 樽前山

 となれば、自ずから私の選んだ道は察しがつかれたのではないかと思います、そう『東山』・・・?!ではなくて『西山』です。ホント、「地獄に仏!」とはこのことかと思いました。でも、やっぱり今振り返ってみても、この後は『西山』コースを選択するのが私的にはお勧めです(言ってみれば、余り無理をせずだましだまし進むタイプか、最初に徹底的にガンガン進み後は余裕で過ごすタイプか、の違いかな・・・)。

 西山へ向って歩いていると右手に見えている樽前ドームの様子が変化していきます。今はけっこう活動が活発な時期らしくて、黒っぽい岩肌に黄色や白っぽい色をした部分がだんだん大きく見えて来て、そこから白い噴煙が立ち上っている様子がはっきりと見えてきました。

樽前山 樽前山

黄色っぽいのは多分、硫黄の成分なのだろうと思います。以前に行ったことがある道東・弟子屈の観光地&温泉地『硫黄山』で、至る所に黄色っぽい色をした所があって常に熱い噴煙を吐き出しているのを見たことがありましたから。

 その周囲には柵のようなものが張ってあるのが見えましたので、近寄ってはいけないのだなと理解しました。数年前に大きなニュースにもなった『有珠山噴火』が起きて以来、樽前山も活動が活発になったらしくて噴煙の元には近づけられなくなったようです(有珠山は近いと言えば近いですから、支笏湖の隣が洞爺湖、その直ぐ傍に有珠山があります)。

 もっと昔に友人たちと一緒に樽前山に登った時(学生の頃だったかと思いますが)は、そんなことを気にすることなく硫黄の臭いがするずっと近くまで見に行ったことを覚えています。近づいて見に行く時間も体力もありませんので、そこはさらっとスルーして先に進みました。

樽前山 樽前山

 そうこうしながら歩いていると、前方に石を小高く積み上げたような小山の陰に,小さな神社の鳥居のような物が見えてきました。近づいてみると、それは『樽前山奥宮』の『鳥居』でした。以前にも登ったことはあったのに全然記憶にありませんでした。

樽前山 樽前山

 道からは少し外れますが、ちょっと下の方までゴツゴツした石で歩き難いのを我慢しながら下りると、背がとても低く小さな白い可憐な花を咲かせている植物があちらこちらに見えました。

 斜面を下るのも上がるのもさして苦にはならなかったのですが、石の表面が河原の石とは違ってザラザラ・ゴツゴツ・グラグラしていたものですから、足のくるぶしなんかに当たると痛くて痛くて、血を見るのではないかと思うくらいでした。

 西山の頂上までは、左手に雲海が見えたり、右手に支笏湖・風不死岳が見えたりして山の風景を楽しみながら歩きました。山頂には何かの観測機器の様な物が据えつけてありました。けっこう虫が飛んでいて顔とかに寄ってきました。日差しがあると温かいですが、朝夕はまだ寒い時期なのに虫よけスプレーが恋しくなりました。

樽前山   樽前山

 樽前山の中でナンバー3の標高ではありますが、四方の眺めも良く満喫することができました(休憩を兼ねて、持って行った”おにぎり”の昼食をそこで摂りました)。

 次回へ続きます、またのお付合いを宜しくお願いします。

 ご訪問ありがとうございました。

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