『かみすながわ炭鉱館』ー上砂川町-
上砂川町
今回は『上砂川町』にあります『上砂川炭鉱館』とその周辺にある『地下無重力実験センター』及び『無重力科学館』を紹介します。
『上砂川町』は空知地方のほぼ中央に位置しています。東部には夕張山脈が南北に走り、辺毛山(ペンケサン)を源にするパンケウタシナイ川が北部を流れ大きな沢をつくっています。市街地はその沢沿いにあって山岳・森林地帯です。パンケウタシナイ川の下流、石狩川と合流する所に『砂川市』があります。その川の上流にあることで『上砂川』と名前が付けられました。
1887年(明治20年)にパンケウタシナイ川(下歌志内川)上流で上砂川炭田が発見されました。1903年(明治36年)に三井鉱山、三井砂川鉱業所が開山されます。1914年(大正3年)に三井鉱山株式会社が起業し、以来1987年(昭和62年)に閉山するまで炭鉱の町として発展してきました。
現在の主要産業は、製造業、サービス業、建設業です。町の名産品は『しいたけ』です。
かみすながわ炭鉱館
『かみすながわ炭鉱館』は数年前まで休館中でしたが、再活用を望む声に町民有志のボランティアの皆さんの手により平成25年より期間限定で再開されています。今年の予定につきましては、上砂川町役場へお問い合わせ下さい。館内には、再現された立坑櫓、炭鉱住宅の模型、坑内模型等が展示されています。
無重力科学館
『無重力科学館』は前出の『かみすながわ炭鉱館』の隣にあります。こちらは現在も休館中です。映像や装置を使って自然界の力、力の働き、運動などを分かり易く展示・説明する重量・無重力についての専門の科学館でした。
地下無重力実験センター
『地下無重力実験センター』は、さらに前出の『かみすながわ炭鉱館』、『無重力科学館』の道路を挟んで向かい側にあります。炭鉱閉山後、その立て坑を利用して実験用カプセルを落下させ微小重力のもとで新材料の開発や燃焼、溶接等の基礎研究を行う施設です。ここは落下距離が710mで、その中で自由落下距離が490mあり、微小重力環境が10秒間得られるというのは世界一の施設でした。
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