『日高本線線駅巡り』ー浜厚真駅-

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浜厚真駅 こんにちは、ご訪問ありがとうございます。

 今回紹介する日高本線の駅は、「浜厚真駅」(勇払郡厚真町字浜厚真)です。「厚真町」について、ご存じない方も居られるかと思いますので簡単にご紹介いたします。

 厚真町は、苫小牧市の東側に隣接し、「シシャモ」で名高い「鵡川町」に挟まれています。夕張山地から太平洋に流れる「厚真川」の流域に沿うように町域も南北に広がっています。

石油備蓄基地 石油備蓄基地 

                         巨大なタンクが行儀よく並んでいる姿に圧巻!!

石油備蓄基地  石油備蓄基地

 その厚真川の西側には、苫小牧東部工業基地があり、そこには苫東厚真発電所や石油備蓄基地が置かれています。前回紹介した「勇払駅」からここに来る途中、その備蓄基地の広い敷地の中に石油タンクがずらりと並んでいる光景を目にして、そのタンクの大きさと数の多さには圧倒されました。

浜厚真駅 海から吹く「浜風」に腐食も進んでいるようです。 

 また、厚真町の農業は稲作が中心ですが、苫小牧名物のお菓子等にも使われている「ハスカップ」の作付面積も日本一だそうです。他にも水産業や林業等も盛んだそうです。「厚真町ホームページ」によりますと、明治の頃から昭和初期頃まで「石油」の採掘もされていたようです。

浜厚真駅  浜厚真駅

浜厚真駅  浜厚真駅

 天然記念物に指定されている北海道犬の中で、厚真地区のそれを「厚田犬」というそうです。昔からシカやクマ等の狩猟犬として「マタギ」(狩猟を行う者のこと)の良き伴侶であり、オオカミから主人や家族を守る家族の一員でもありました。明治末期には大正天皇にも献上されたりもしたそうです(詳しくは、「厚真町ホームページ」をご覧ください)。

浜厚真駅  浜厚真駅

浜厚真駅  浜厚真駅

 さて、話を駅に戻します。浜厚真駅は、1913年(大正2年)に苫小牧軽便鉄道の厚真(あづま)駅として開業しました。その後、1925年(大正14)に「浜厚真(はまあづま)駅」に改称。1925年(昭和2年)苫小牧軽便鉄道が国有化されて国有鉄道になり、路線名が「日高線」、そして同時に読みが「はまあつま」となりました。

浜厚真駅      浜厚真駅

浜厚真駅  浜厚真駅

 単式ホーム1面1線の地上駅です。駅の構内からは、広い草原の向こうにそびえ立つ高い煙突や火力発電所の建物などが眺望できました。日高本線の列車は、昨年(2015年)1月以来、残念ながら鵡川~様似間が依然として運休したままです。また、今年(2016年)7・8月の豪雨や台風による災害の影響で苫小牧~鵡川間も一時不通となっていましたが、幸いにも9月中旬頃から運転が再開されているようです。

勇払駅 👈 本 駅 👉 浜田浦駅  (クリックすると、その駅が表示されます)

 ご訪問ありがとうございました。

 

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